名詞にはどういう種類があるのですか。
「普通名詞」「集合名詞」「物質名詞」「抽象名詞」「固有名詞」という分類がありますね。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
普通名詞
はっきりとした目に見える形を持っていて、同じ種類の物に共通の名前を表します。
これはいわゆる普通の名詞ですね。
集合名詞
2つ目は集合名詞です。
同じ種類の人や物が、まとまってできるものを表します。数えられる物と数えられない物があります。
たとえば family という単語の場合ですが、一家族を1つのまとまりとして考えるときは、数えられる名詞として扱います。家族の構成員1人1人を指すときは、形は単数でも複数扱いをします。
この町には100家族がいます。(まとまりとして考える)
My family are early risers.
私の家族は早起きです。(1人1人を指す)
家族をどう見るのかによって、複数形になるかならないかが決まるんですね。
police の場合は、常に単数形で「複数扱い」をします。furniture の場合は、常に単数形で「単数扱い」になります。
警察は彼を捕まえた。
Some furniture is broken.
いくつかの家具は壊れています。
police は複数扱いなので「has」ではなく「have」になっているんですね。そして、furniture は単数扱いなので、be動詞が「is」になっているんですね。
そういえば、「警察」はチームで行動するから、形は常に単数形になるけど、複数扱いって聞いたことがあるよ。
物質名詞
3つ目は物質名詞です。
一定の形のない物質の名称を表します。物質は一定の形を持たないので、入れ物の数や単位によって数量を表します。物質名詞の量の多少をあらわすには、little / some / any / a lot of / much などを使います。many / few は使いません。
水を1杯欲しいです。
There is little water in this pool.
このプールには少ししか水がない。
a piece of paper / a slice of bread / a cup of tea / a spoonful of sugar … など、いろいろな言い方があるね。
抽象名詞
4つ目は抽象名詞です。
目で見ることができない抽象的な概念をあらわす名詞を、抽象名詞といいます。数えられない名詞になります。
なるほど。数えられない名詞の扱いは、前回「名詞の用法」でやりましたね。
固有名詞
最後は固有名詞です。
個人の名前や場所などの固有の名前を、固有名詞といいます。大文字で始めることが特徴です。世界に1つしかないので a / an もつかないですし、複数形にもなりません。
a や an はつかないけれど、the をつけるパターンはあるんですね。
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