省略ってどういうときに起きるのですか?
繰り返しになる語句は省略されることが多いですよ。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
繰り返しになる語句の省略
He studied English harder than I (studied English).
彼は私よりも熱心に勉強した。
彼は私よりも熱心に勉強した。
よく見る比較の文も、実は繰り返しの省略があるんですね。
その他にも、所有格の直後の名詞もよく省略されますね。
所有格直後の名詞の省略
This pen is my brother’s (pen).
このペンは私の兄のものです。
このペンは私の兄のものです。
「’s」で「~のもの」と考えていたけれど、これは省略とも考えられるんですね。
不定詞の省略
省略された不定詞を「代不定詞」と言います。
You can use this pen if you want to (use this pen).
使いたいなら、このペンを使ってもいいですよ。
使いたいなら、このペンを使ってもいいですよ。
確かに、( ) の中がなくても、意味はわかりますね。
副詞節の主語が、主節の主語と同じ場合
副詞節の主語が、主節の主語と同じ場合は、副詞節の「主語+be動詞」が省略される事があります。
Though (I was) tired, I studied English yesterday.
疲れていたけれど、私は昨日英語を勉強しました。
疲れていたけれど、私は昨日英語を勉強しました。
これは「分詞構文」で似たようなことをやりましたね。その感覚と同じですね。
その他の省略に関する表現を見ていきましょう。
if any / あれば
If any think that are wise.
考えるものがあれば、その人々は賢明です
考えるものがあれば、その人々は賢明です
if necessary / もし必要なら
Call me any time, if necessary.
もし必要なら、いつでも電話してください
もし必要なら、いつでも電話してください
if not / ~でないにしても
That can be hard, if not harsh.
それは過酷ではないにしても大変に違いない。
それは過酷ではないにしても大変に違いない。
これらは決まり文句として覚えるといいですね。
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