関係代名詞 what
関係代名詞の what は先行詞を含んで、文中で名詞節になって、主語・目的語・補語・前置詞の目的語になることができます。意味は「~すること (もの)」で、the thing(s) which と置き換えることができます。例文を使いながら確認していきましょう。
関係代名詞 what の書きかえ
I couldn’t believe what I heard from her.
= I couldn’t believe the thing which I heard from her.
私は彼女から聞いたことが、信じられなかった。
= I couldn’t believe the thing which I heard from her.
私は彼女から聞いたことが、信じられなかった。
なるほどね。関係代名詞の what の前には、先行詞となる「名詞」がないんですね。
what には「形容詞的用法」というものもあります。what が名詞を修飾して「~するすべての…」という意味をあらわします。多くはないけれどもすべてのもの、というニュアンスを含んでいます。
関係代名詞 what の形容詞的用法
I gave her what money I had.
私は持っていたお金をすべて彼女にあげた。
私は持っていたお金をすべて彼女にあげた。
これは、例文を丸暗記したほうが、いいかもしれないですね。
what を使った慣用表現
そのほかには、what を使った慣用表現として、次のようなものがあります。それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
what is called / いわゆる
He is what is called a genius.
彼はいわゆる天才だ。
彼はいわゆる天才だ。
what we (you / they) call / いわゆる
He is what we call a bright boy.
彼はいわゆる秀才だ。
彼はいわゆる秀才だ。
what ~ is / 現在の ~
He owes what he is to his mother.
現在の彼があるのは、母のおかげだ。
現在の彼があるのは、母のおかげだ。
what ~ was (used to be) / 過去の ~
He is not what he used to be.
彼は以前の彼ではない。
彼は以前の彼ではない。
what is+比較級 / その上
He is young, and what is better, handsome.
彼は若く、さらにいいことにハンサムだ。
彼は若く、さらにいいことにハンサムだ。
A is to B what C is to D / AのBに対する関係は、CのDに対する関係と同じだ
Reading is to the mind what exercise is to the body.
精神にとっての読書は、肉体にとっての運動と同じだ。
精神にとっての読書は、肉体にとっての運動と同じだ。
what with A and (what with) B / AやらBやらで
What with the wind and the rain, our trip was spoiled.
風やら雨やらで、旅行は台無しだった。
風やら雨やらで、旅行は台無しだった。
コメントをどうぞ