問1
問題次の問いの会話の( )に入れるのに最も適当なものを、下の1~4のうちから1つ選べ。
問1
Zack : It’s already ten. We’d better be going when Bob comes back from the restroom. Shall we split the bill equally?
Koji : I’d rather not do that. I ate and drank a lot more than you two. I think should pay more.
Zack : ( )
Koji : That sounds fare.
1. Calm down. You don’t have to get so excited.
2. How about asking for a discount?
3. I wish I’d brought the coupon from the magazine.
4. Should we ask for separate checks?
【解説】
1. Calm down. You don’t have to get so excited.
そんなにエキサイト (興奮) する必要はないよ。
2. How about asking for a discount?
ディスカウント (値引き) をお願いしてみようか?
3. I wish I’d brought the coupon from the magazine.
クーポン持ってきてたらなぁ
1~3の選択肢の内容では、最後でコウジが「それはフェアー (公平) ですね」と言っているが、それにはつながりません。
消去法で4. が選べそうですが、念のため確認してみましょう。
(センター試験は時間との戦いなので、本来は4. は見ないで次の問題へ進んだ方がよいのかもしれませんね。)
4. Should we ask for separate checks?
お勘定を分けてもらうよう頼んでみるべきかな?
コウジは他の人よりもたくさん食べたんで、割り勘よりも勘定を分けて自分の分は自分で払う方が「フェアー」だと言ったんですね。(お店の人にとっては迷惑な話ですが・・・)
【正解】4
問2
問題次の問いの会話の( )に入れるのに最も適当なものを、下の1~4のうちから1つ選べ。
問2
Customer: Could we have three tofu burgers, please?
Server: I’m sorry, we’ve sold out today.
Customer: That’s too bad! Your tofu burgers are so delicious that I brought my friends with me so they could try some.
Server: ( ) Why not try the lotus root burgers, instead? If you don’t like them, you don’t have pay.
1. Did I owe you one?
2. For here or to go?
3. I’ll put you through.
4. I’ll tell you what.
【解説】
( )の前はこうなっています。
それは残念です! あなたの豆腐ハンバーガーはとても美味しいので、食べてもらおうと思って友達を連れてきました
( )の後ろはこうなっています。
代わりに蓮の根のハンバーガーを試してみませんか? あなたがそれらを気に入らなければ、お代は結構です。
状況は分かりますか? お目当ての豆腐バーガーが売り切れていたんですね。それで帰ろうとするお客を店員が引き留めた感じです。
それを踏まえて、選択肢を一つ一つ確認していきましょう。
まずは「1. Did I owe you one?」です。
I owe you one. で「あなたに1つ借りができた」という意味です。その疑問文ですから、「あなたに借りがありましたか?」という意味になりますね。
つぎに「2. For here or to go?」です。
これは中学1年 (NEW HORIZON) で習うやつですね。
こちらでお召し上がりですか。それともお持ち帰りですか
3. I’ll put you through.
おつなぎいたします
電話の表現です。知っているか知らないかという英会話表現ですね。
4. I’ll tell you what. は直訳すると「私はあなたに何かを言うつもりです」となりますが、何かいい案を思いついて、相手の注目を自分に向けたいときに使う英会話表現です。
なのでちょうどいい日本語訳としては「少しいいですか?」という意味になるでしょう。
【正解】4
問3
問題次の問いの会話の( )に入れるのに最も適当なものを、下の1~4のうちから1つ選べ。
問3
Harry: Would you mind taking a look at this?
Nick: This is a great plan, Harry! ( )
Harry: Year, but there’s one thing I’m concerned about. Our boss might not like the extra costs.
Nick: Well, he may not be happy with the extra costs, but this plan has so many advantages. I’m certain he’ll say yes.
1. I can’t agree with that. There are too many disadvantages.
2. I couldn’t agree more. I’m sure it’ll work.
3. That depends. I have no idea what to do.
4. Your idea doesn’t make sense to me.
【解説】
センター試験の会話文問題は、その話の流れを「テンション」の向き(上か下か)で把握しながら解答を絞るのがよいです。
( ) の前に great があるということは、その時点でのテンションの向きは当然『上』ですね。
次の Harry の発言にある but は、テンションの向きを変えるキーワードです。その後ろを見ると「心配なことが1つある」とか「ボスは余計なコストが嫌い」とか、テンションの向きでいうと『下』の話が続きます。
つまり、( )にはテンションが『上』の文が入ることが分かりましたので、それっぽい (明るい・前向きな) 話を選択肢から選んでいきましょう。
さて、簡単に選択肢を眺めてみると agree は「賛成する」という意味です。「1. I can’t agree with that.」「2. I couldn’t agree more.」は「賛成できない」という意味に思えるので、テンションは『下』になりそうです。
「3. That depends.」は That depends.(時と場合による) の意味を知らなければ少し迷いそうですが、続く文の「何をすべきか私には考えがない」という発言があるわけだし、テンションは『下』です。
「4」は私に対して make sense(意味を成す) ではない、ということなのでテンションは『下』じゃないかな、という感じですね。
なんということでしょう。すべてが『下』になってしまいました・・・そこで先ほど触れなかった「1」「2」の続きの文を比較してみましょう。
1. There are too many disadvantages.
不利な点が多すぎます。
「アドバンテージ(利点)」に dis があるし、too(~すぎる)があるから、やはりテンションは『下』ですね。
2. I’m sure it’ll work.
私はそれがうまくいくと確信しています。
work はもちろん「働く」という英単語ですが、そこから派生して「うまくいく」というニュアンスがあります。すると「私はそれはうまくいくと確信します」となり、テンションは『上』ですね。
そこであらためてもう一度「2」の前半部分を見直してみると「I couldn’t agree more.」と can’t ではなく、couldn’t となっています。
これは「もし他のプランがあったとしても」という言葉をを補って考えるとわかりやすいですが、仮定法の文で、「これ以上の賛成はできないだろう」という意味になります。
つまり見た目は「賛成できない」だけど、内容は「大賛成だ」と言っているのです。(ここで引っかかっちゃった人多いだろうなぁ・・・)
ということでテンションが『上』なのは「2」のみなので、それが正解になります。
【正解】2
コメントをどうぞ