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英語過去問の取り組み方

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受験勉強って何をすればいいですか? という質問に対して、「過去問を解きましょう」と答えています。ただそれだけだと、英語が苦手な人はやればやるほど苦手意識が積み重なり、本格的に英語嫌いになってしまいます。英語の過去問の取り組み方について、考えてみましょう。

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文法問題の取り組み方

文法問題に関しては普通に解いて、間違えた問題を解説で確認すれば問題ありません。「なるほどなぁ、そういうのあったなぁ」という感じで大丈夫です。解説を読んでよくわからなければ、先生やよくできる友達に質問するのもよいでしょう。いずれにしろ解きっぱなしはいけません。

そして間違えた問題を一日後、はあるいは二日後にもう一度やり直すことが大切です。あまり間をあけすぎると、完全に忘れてしまいますので、日曜日にまとめてやり直すとかいうのはあまりお勧めしません。そうすれば、三回目くらいのやり直しで、すべて正解になっているでしょう。

語彙やイディオムに関する問題の取り組み方

語彙やイディオムに関する問題は、文法問題と同様です。間違えたものはやり直して確認します。ただ、解説を読んで「なるほどね」では頭に入りません。例文の中で覚えていきましょう。自分がしっくりくるまで口に出して練習するのが、遠回りのようで一番の近道です。

例えば「give ~ a second thought / ~を考え直す」という意味のイディオムがあります。これをここだけ切り取って覚えようとするのは、あまりお勧めしません。

それよりは「Please give it a second thought. / もう一度それを考え直してくれないですか」という英文を何回もしっくりくるまで口に出して練習するのが良いです。

長文問題の取り組み方

長文問題に対する苦手意識

問題は長文問題です。いざ取り組もうとしても、あまりの文字の多さに気後れしてしまって、その時点で気持ちが下がってしまうことがあります。またわからない単語が出てきた瞬間に、あきらめてしまう人もいます。実際は、文字数が多くても、一文一文を見ていけば、それほど難しくないことも多いですし、わからない単語は後で具体例で説明してくれたり、知らなくても問題なかったりすることも多いですが……。

とはいえ、苦手意識が先にたって、気持ちが乗らないまま取り組んでは、なかなか先に読み進められないこともあるでしょう。そこでおすすめの方法が1つあります。

全訳を使った長文への取り組み

どうしても長文問題に取り組めない人は、まず解説の全訳に目を通してしまうとよいです。ざっと目を通して、どういう内容の話かを頭に入れます。そのうえで本文を読むと、わからない単語が出てきた場合、推測できるかもしれません。あるいはわからないまま先に読み進めて、特に問題なく終わるかもしれません。いずれにせよ、何のとっかかりなしに読み進めるよりは、はるかに楽に長文に取り組めるかと思います。

ただ、それで終わってはいけません。解き終わった後、本文と全訳とを照らし合わせて、一文一文確認します。それによって、推測で読んでいた単語や、文の正確な意味を確認します。また訳と英文がかみ合っていないと思う部分が出てくるかもしれません。そこは文の構造が理解できていないので、先生などに質問して解決しておく必要があります。

そして一通り本文と全訳を確認し終わったら、もう一度本文を読み直します。途中止まってしまったり、わからない部分が出てきたりすることがあるかもしれませんが、がんばって最後まで読みましょう。そのあとまた全訳を確認します。途中で止まったりわからなかったりした部分を、見直します。そしてまた本文に挑戦します。

それを繰り返していくうちに、本文を左から右へスーッと、英文のまま大体の内容が入ってくるようになってきます。そうなればOKです。大変に感じるかもしれませんが、これは本当に力が付きます。またやっていくうちに英語の感覚というものも、実感できるようになります。

まとめ

以上が英語の過去問の取り組み方です。英語の過去問について、文法問題はそれほど問題はないかと思います。ただネックになるのは「長文問題」でしょう。諦めてなおざりにしてしまうよりは、全訳をうまく使って練習をしてください。

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