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【解説】2022年度共通テスト英語 追・再試験 第1問A

【解説】2022年度共通テスト追試験 共通テスト・センター試験英語解説

2022年度の大学入学共通テスト追試験英語第1問Aの解説をしています。疑問点が残らないよう、解き方の手順も踏まえて一問一問どこよりも丁寧に説明します。

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問題

You are studying at a senior high school in Alberta, Canada. Your classmate Bob is sending you messages about the after-school activities for this term.

問1 Where does Bob plan to help as a volunteer?

  1. At a junior high school
  2. At a kindergarten
  3. At a senior high school
  4. At an elementary school

問2 What is the most appropriate response to Bob’s last message?

  1. My favorite subject was math, too.
  2. We will tutor at the same school then.
  3. Wow, that’s a great idea.
  4. Wow, you really love Japanese!

解説 問1

問題

Where does Bob plan to help as a volunteer?
ボブはボランティアとして、どこで手伝う予定ですか?

選択肢はこうなっています。

  1. At a junior high school / 中学校で
  2. At a kindergarten / 幼稚園で
  3. At a senior hign school / 高校で
  4. At an elementary school / 小学校で

問われているのは、Bob ですので、ボブの発言を確認しましょう。二つ目のメッセージで右側の吹き出しが、Hi Bob. と挨拶していますので、左側の吹き出しが Bob だとわかります。

Bob の発言を追っていくと、こうあります。

I don’t want to tutor at a senior high school. I was thinking of volunteering at an elementary school or a kindergarten,
僕は高校でチューターをしたくない。小学校か幼稚園でボランティアをしようと思っていました

これで「a senior high school / 高校」は消すことができます。「an elementary school / 小学校」か「a kindergarten / 幼稚園」のどちらかに絞れそうな感じです。

しかしその後に、こう続きます。

but not many students have volunteered at junior high schools. So, I think I’ll tutor there.
しかし、中学校でボランティアをしている生徒はあまりいませんでした。だから、僕はそこでチューターをしようと思います。

最後の there が指しているのは「junior high school / 中学校」です。ということで正解は「1」です

ネコ
ネコ

but や however といった逆接の接続詞には注目しましょう。そのあとに話者が一番伝えたい内容がくることが多いです。

解説 問2

問題

What is the most appropriate response to Bob’s last message?
ボブの最後のメッセージに対する最もふさわしい応答は何ですか。

最後の返事の二つ前までさかのぼってみましょう。

Really? Tutoring at a junior high school sounds difficult. What would you want to teach there?
本当に? 中学校で教えるのは難しいそうですよ。そこで何を教えたいの?

問1で確認した、ボブが中学校でチューターをするという話の続きですね。中学よりも高校のほうが難しい気がしますが、現役の高校生としてはまた違う感覚なんでしょうか。

それに対してボブはこう答えます。

When I was in junior high school, math was really hard for me. I’d like to tutor math because I think it’s difficult for students.
中学校の時、僕にとって数学は本当に難しかった。生徒たちにとってそれは難しいと思うから、僕は数学を教えたい。

難しいからやらないのではなく、数学が苦手な自分だからこそ、数学が苦手な生徒たちの気持ちがわかる。それを何とかしてあげたいという考えですね。とても立派です。

それを踏まえて選択肢を確認しましょう。

1. My favorite subject was math, too.
私の好きな科目も数学でした。

ボブは「数学は難しかった」と言っています。むしろ苦手な教科だったのでしょう。これは違います。

2. We will tutor at the same school then.
それなら、僕たちは同じ学校でチューターするだろう。

問1で確認した通り、ボブは「中学校」でする予定です。それに対して You はどこでする予定でしょうか。このような発言があります。

I want to help elementary school kids learn Japanese.
小学生の日本語学習を手伝いたいです。

「elementary school / 小学校」です。異なっていますので、この選択肢は違います。

3. Wow, that’s a great idea.
うわー、それは素晴らしいアイデアですね。

これが適当ですね。

4. Wow, you really love Japanese!
うわー、あなたは本当に日本語が大好きですね!

Japanese に関しては、選択肢2で確認した部分以外には出てきていません。そして直前の「数学が難しかった」というボブの発言ともかみ合いません。

そもそもボブが好きな教科に関しては、こうあります。

You are good at geography and history.
あなたは地理と歴史が得意だよね。

もろもろひっくるめて、この選択肢は違います。ということで正解は「3」です

ネコ
ネコ

最後のボブの発言の表面的な意味だけで考えると、「数学が難しいから教えたい」ってどういうこと? となるかもしれません。相手の気持ちに寄り添うという「共感力」が問われる問題でした。まぁ、消去法が実践的ですけれどね。

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