問1
Mr. Matsumoto is an English teacher who believes English class should start with a joke. He always tries hard to create funny jokes. Some of his students have complained about his jokes being a waste of time. His colleagues also have advised him not to spend so much time writing jokes. However, Mr. Matsumoto is such an obstinate person that he will not listen to them and continues to spend a lot of time making up jokes for his class.
In this situation, an obstinate person means a person who is ( ).
1. flexible about ideas
2. generous to his students
3. unable to reject criticism
4. unwilling to change his minded
【解説】
an obstinate personを含む文を確認しましょう。
such ~ that … / とても~なので… の構文ですね。その「~」の部分が an obstinate person ですから、それによる結果が…の部分にきます。
彼は彼らの言うことを聞こうとしない。
そして授業のためにジョークを準備するのに多くの時間を使い続けます。
an obstinate person はどういう人物なのでしょう? まぁ、なんとくわかりますね。「頑固者」といったところでしょうか。では選択肢を確認していきましょう。
1. flexible about ideas
考えに対して柔軟な
人の言うことを聞こうとしない人ですから、flexible は違いますね。
2. generous to his students
生徒に寛大な
生徒に「時間の無駄だ」と言われても、やり続けることを「寛大」とは言いませんよね。
3. unable to reject criticism
非難を拒絶できない
この先生は、むしろ非難を拒絶していますよね。
4. unwilling to change his mind
気持ちを変えたがらない
~をかえたがらない
will が意思をあらわし、それに否定をあらわす un という接頭語がついていることから考えるとわかりますね。「頑固者」となれば、この選択肢が正解のようです。
ちなみに obstinate は「頑固な・強情な・しつこい」の意味です。もちろんこの英単語の意味を知っていればすぐに正解は見つけられるのですが、このセンター試験第3問はそういう問題ではありません。知らない単語でも前後から意味をある程度推測できるようになってもらいたい、という願いが込められた問題なのです。
【正解】4
問2
問2
Paul : Have you heard about Erina’s accident? On a rainy day last month, she was hurt when she slipped and fell on her knees.
John : I know. She had to see a doctor regularly for a month.
Paul : Yeah. Her doctor said she’s fine now. I’ve heard she has already started taking dance class again.
John : Oh, good. She’s right as rain then.
In this situation, right as rain means ( ).
1. fully recovered
2. quite helpful
3. really careful
4. very dependent
【解説】
これは選択肢から確認したほうがよさそうですね。
1. fully recovered
十分に回復している
2. quite helpful
きわめて役に立つ
3. really careful
本当に注意深い
4. very dependent
とても頼っている
前半は強調する語句ですので、問題は後半の語句の意味ですね。それを頭に入れた上で会話文を確認しましょう。
Paul : エリナの事故のこと聞いた? 先月の雨の日、滑ってひざまずいたとき彼女は怪我をしたんですよ。
John : 知ってるよ。彼女は一か月間定期的に医者に見てもらわなくてはならなかったね。
Paul : そう。彼女の医者は今はもう大丈夫と言ったよ。彼女はすでに再びダンスの授業を受け始めたそうですよ。
John : おお、良かった。すると彼女は right as rain ですね。
ということで意味から考えて「1. fully recovered / 十分に回復している」が正解ですね。とはいえ「right as rain / まったく元気」ですが、なぜ right as rain が「まったく元気」という意味になるのか気になりますよね。
もともとは right as rain の前に as が省略されていて、She is as right as rain. という英文なのです。直訳してみると「彼女は雨のように健康です」となります。なんのこっちゃ・・・という感じですね。
調べてみると「《1》雨は、天気予報に関係なく、降るときは降る。だから雨は正しい。《2》雨が真っすぐ[直線状]に降り注ぐ様子から。《3》right と rain で韻を踏ませているのかもしれない」とかいろいろありますが、はたしてどうなんでしょう?
ちなみに同じような表現で「(as) right as a trivet」があります。trivet の意味は「三脚・五徳」の意味です。「三脚のように元気」・・・??? うーん、結局どうなんでしょう? 「雨のように元気」「三脚のように元気」というアメリカン(ブリティッシュ)ジョークなんじゃないかなあ、とも思ったりするのですが・・・何か情報をお持ちの方教えてください。
【正解】1
コメントをどうぞ