問1
問1
1. boot / 2. goose / 3. proof / 4. wool
【解説】
2010年一発目の問題は、日本でもよく耳にする語が並びましたね。特に発音の勉強をある程度しっかりした人は、この問題を見た瞬間「あ~あれだ!」となって、一気に緊張を解くことができたのではないでしょうか。(センター試験出題者の心憎い配慮?)
1. はあの履く「ブーツ」ですね。これはこれ以外の発音はしづらいですね。あるとすれば「ブート」なんて発音しちゃうとか・・・まぁ、大丈夫ですね。
2. はあの有名なマザーグースの「グース」です。「ガチョウ」という意味ですね。そもそもマザーグースってよく耳にするけれど何なのかって良く知らないですよね。どうやらイギリスで昔から伝わる童謡の総称らしいですね。その中に「Old Mother Goose (マザーグースのおばさん)」という歌があるということなんですって。へぇ~。
3. の意味は「証拠・証明・検査」という意味ですね。この単語がわからないという人がいたかも・・・
4. が例のヤツですね。もちろん「毛糸」という意味ですが、日本語として「ウール」とかしてしまうとアウトです。正しくは「ウル」です。伸ばして発音しないのがポイントですね。振り返ってみると1993本試験にも出題されていました。センター試験は過去問を再利用すると自ら言っていますので、やはり過去問題はチェックしておくべきですね。
1.2.4.がわかれば 4.だけが違うので、正解がそれとわかりますね。もちろん 3.を知らなくていいわけではないですが、知らなくても解けますよね。
もし知らない単語が出てきたとしても、この単語どうやって発音するんだろう??? なんて考え込まずに、次の単語に移りましょう。これも時間短縮のテクニックの1つです。
【正解】4
ちなみにこれまでセンター試験に出てきた発音に関する [-oo] の単語は mood / flood / floor / shoot / hood / blood / smooth / choose などがあります。この際なので調べておくといいかも・・・
問2
問2
1. breadth / 2. faith / 3. length / 4. smooth
【解説】
th の発音の区別ですね。ポイントは「にごる」か「にごらない」かです。
1. は「幅」という意味です。この単語を知らない人がいるかもしれませんね。どなたかがこの単語を「無礼どす (なぜ京都弁?)」と覚えようなんて言っていたようないなかったような・・・
2. は「信頼」という意味です。信頼の心はにごりませんよね。(深い~♪)
3. は「長さ」の意味です。ホームページを作る人なら縦の長さに length、横の長さに width を良く使うでしょうからおなじみの単語ですね。先ほど出てきた breadth と width は同じような意味で同じように使うようです。
かつて流行った「ワンレンボディコン (知らないかなぁ・・・)」の「ワンレン」とは [one length cut] のことだそうで、ストレートの髪でフロントから後ろまでを同じ長さに真直ぐ切り揃えたものだそうです。
4. は「物事がスムーズに運ぶ」の「スムーズ」ですね。この単語は不思議な単語です。なぜか近年「スムース」という人が増えてきたような気がします。スムーズとにごるとスムーズに聞こえないからですかね。(なんのこっちゃ・・・)
かかとの角質取りに「かかとスムーサー」なるものがあるそうですが、これが「かかとスムーザー」だとザラザラ感が出てしまうのでしょうか・・・。とはいえ最近「スムージー」なる飲み物も流行りだしたりしていますので、その辺からも答えを導き出せるかな。最初に出てくるのは「スムーズ」だけど、考えすぎると「スムース」かも・・・と思ってしまう恐ろしい単語です。
【正解】4
これまでのセンター試験発音問題で出てきた -th を含む単語は although / southern / thought / myth / theme / breathing / breath / cloth / clothes / through / bother / throat / brother ・・・などなど
問3
問3
1. earn / 2. heart / 3. pearl / 4. search
【解説】
ear の発音ですね。これもパターンです。
日本語で書いちゃうとそれぞれ「アーン」「ハート」「パール」「サーチ」とすべて「アー」になっちゃうのですが、英語の「アー」には唇を横に引き「ア」と「ウ」を同時に言う感じで言う「アー」、「オー」の口で言う「アー」の2種類があります。
実際に発音してみるとわかると思いますが、前の方がごまかした感じの「アー」で、後のほうが普通の「アー」ですね。
「アーアー」言っていてもしょうがないので先に進めます。
1.「稼ぐ」、3.「真珠」、4.「探す」は、前者のごまかした感じの「アー」、
2.「心臓・心」は、後者の普通の「アー」になります。
日本の歌にも heart という歌詞は頻繁に出てきますが、特にロック系の歌手たちの発音が怪しいときがあります。少し格好をつけようとすると、heart にごまかしの「アー」を使ってしまいがちになるようです。
まとめると「heart / ハート」は素直が一番、ということでしょう。
問4
【正解】2
問4
1. leisure / 2. measure / 3. physics / 4. vision
【解説】
日本語で書くと「レジャー」「メジャー」「フィジックス」「ビジョン」となって、困ってしまうのですが・・・こういうときは実際に発音してみるとよいです。(まぁ試験会場でそんなことをするわけにもいきませんが・・・まぁ口の動きだけでも・・・)
1. レジャー / 余暇」どうですか? 「ジ」のところで唇がすぼみませんでしたか?
(本当は「リージャー」となる・・・そういった意味でも注意すべき英単語)
2. 「メジャー / 測る」どうですか? 「ジ」のところで唇がすぼみませんでしたか?
3. 「フィジックス / 物理学」どうですか? 「ジ」のところで唇が開きませんでしたか?
4. 「ビジョン / 視覚」どうですか? 「ジ」のところで唇がすぼみませんでしたか?
いまいちピンとこなければ唇を逆に形にして発音して見るとよいでしょう。
3. physics は唇をすぼめると言いにくくなるし、その他の語はまったく英語っぽくなくなってしまうんですね。
当たり前ですが発音というの、は前後の音によって左右されますので、それで発音しやすいか発音しにくいかは、非常に大切な要素です。知らない単語でも、それっぽく発音してみることによって、道が開けるかもしれません。
【正解】3
2010年のセンター試験は日本人が苦手としている英語の発音を狙ってきた感じですね。
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