【解説】2006年センター試験英語第3問C「空所文補充」

2006年度センター試験英語解説共通テスト・センター英語解説
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問題

問題次の枠内に示された30~32の各文を入れるのに最も適当な箇所を、それぞれ下の文章中の1~6のうちから一つずつ選べ。ただし、一つの段落に一文ずつ入れよ。


30. There is, however, also some data suggesting that genetics, family income, and even the parents’ level of education may play a part in how likely a child to suffer from allergies.

31. The same is true of children who share their home with a pet.

32. Simply put, exposure to allergy-causing substances is necessary for natural protection against them to develop.


The past thirty to forty years have seen a huge increase in the number of children who suffer from allergies, and scientists are still looking for the explanation. Some have blamed increased air pollution, but it has also been found that allergies are common not only among children in the city but also among children in the countryside, where pollution is typically much lower.

A currently popular explanation for the rise in allergies is the so –called “hygiene hypothesis.” The basic idea is that young children brought up in an environment which is too clean are more at risk of development allergies. Nowadays, people bathe and wash their clothes more frequently than in the past, and thanks to vacuum cleaners homes are less dusty, too. ( 1 ) One result of all these changes is that in their early lives children are exposed to fewer allergens─substances that can cause allergies─and this means that their bodies cannot build up natural immunity to them. ( 2 )

The trend towards smaller families also means that young children encounter fewer allergens in the home. In fact, it is known that children who have older brothers and sisters are more resistant to allergies. ( 3 ) Such children are much less likely to develop the very common allergy to cat or dog hair, for example. ( 4 )

Scientists agree that being exposed to a wider range of allergens early in life helps children to develop greater immunity. ( 5 ) Thus, although the hygiene hypothesis is an important area for research, we cannot yet be sure that too much attention to cleanliness is the only explanation for the enormous rise in the number of allergy victims. ( 6 )

【解説】

この問題は一つの段落に一つの文章が入る、というのがポイントです。つまり(1)(2)のどちらかに一つ、(3)(4)のどちらかに一つ、(5)(6)のどちらかに一つ文が入ります。一見難しそうな形式ですが、実際はそうでもありません。

まずは(  )の前後の文がつながるかどうか、つながらなければ、何か文が入りそうだと考えます。そして片方の(  )に文が入らなければ、もう片方の(  )に文が入ることが確定します。

まずは第二段落から見ていきましょう。(1)の前後関係を確認します。

(1)の前はこうなっています。

Nowadays, people bathe and wash their clothes more frequently than in the past, and thanks to vacuum cleaners homes are less dusty, too.
「最近では、人々は以前よりも頻繁に入浴や洗濯をするようになり、そして掃除機のおかげで家のほこりが少なくもなりました」

(1)の後ろはこうなっています。

One result of all these changes is that in their early lives children are exposed to fewer allergens
「これらすべての変化の結果の1つは、幼い頃に子供がさらされるアレルゲンが少なくなるということです」

ポイントは(1)の後ろに文にある「these change / これらの変化」です。指示語が指す内容は直前にあることが多いです。そして今回の場合その内容は、先ほど確認した(1)の前にある「以前より頻繁に入浴や洗濯をするようになり、掃除機のおかげで家のほこりが少なくなった」ということです。

ということで、(1)には何も入れるものがなく、(2)に何かが入ることが分かります。

(2)の直前はこうなっています。

One result of all these changes is that in their early lives children are exposed to fewer allergens─substances that can cause allergies─and this means that their bodies cannot build up natural immunity to them.
「これらすべての変化の結果の1つは、幼い頃に子供がさらされるアレルゲン(アレルギーを引き起こす可能性のある物質)が少なくなるということで、そしてこれは彼らの体が自然に免疫をつくれないということを意味します」

32. の選択肢の文を見てみましょう。

Simply put, exposure to allergy-causing substances is necessary for natural protection against them to develop.
「簡単に言えば、アレルギーの原因となる物質に触れることは、それらに対する自然な防護が発達するために必要です」

Simply put, は言い換えをあらわすディスコースマーカーです。(2)の直前の文と 32. の文は言い方が逆になっているだけで、同じ内容ですね。ということで、32. は(2)に入ります。

次は第三段落を確認します。

(3)の直後の文に注目すると、「Such children / そのような子供」とあります。ということは、それを指すものが直前にあるはずです。(3)の直前の分はこうなっています。

In fact, it is known that children who have older brothers and sisters are more resistant to allergies.
「実際、兄弟がいる子供はアレルギーにより強いことが知られています」

Such children が指す内容は、この文章の children と考えられますので、(3)には文は入らないような気がします。しかし、選択肢の 31. の文も見てみましょう。

The same is true of children who share their home with a pet.
「ペットと家を共有する子供たちにも同じことが言えます」

ここにも children がありますね。そして「同じこと」が指す内容は、先ほど確認した(3)の直前の文の内容です。つまり兄弟がいるとアレルギーに強いのと同様に、ペットがいるとアレルギーに強い、ということです。

ということで、(3)には、この 31. の文が入ります。

最終段落を確認します。

(5)の前の文を見ていきましょう。

Scientists agree that being exposed to a wider range of allergens early in life helps children to develop greater immunity.
「科学者たちは、人生の早い段階でより広範囲のアレルゲンにさらされることが、子供たちがより大きな免疫力を発達させるのに役立つことに同意します」

(5)の後ろはこうなっています。

Thus, although the hygiene hypothesis is an important area for research, we cannot yet be sure that too much attention to cleanliness is the only explanation for the enormous rise in the number of allergy victims.
「したがって、衛生仮説は重要な研究分野ですが、アレルギーの犠牲者数が大幅に増加している理由は、清潔さへの過度の注意が唯一の説明であるかどうかはまだわかりません」

thus は「だから」という意味です。「理由 → thus → 結論」という形になります。はたして(5)の直前の文が、thus 以下の文の理由になっているでしょうか。

thus 以下の文は although節は無視して、主節の内容に注目しましょう。we cannot yet be sure that ~ で「~ということをまだ確信できない」とあります。cannot の not を見落とさないことが大切です。

that節の最初の too は「~し過ぎる」です。つまり「衛生に注意しすぎること」が that節の主語になります。ということで、大雑把に言うと「衛生に注意しすぎることが、アレルギーが増えている説明になるとは確信できない」と筆者は言っているのです。

すると(5)の直前の文は、この内容の理由にはなっていませんね。むしろ逆の内容になっています。ということで、(5)に選択肢 30. の文が入ります。

30. の文はこうなっています。

There is, however, also some data suggesting that genetics, family income, and even the parents’ level of education may play a part in how likely a child to suffer from allergies.
「ただし、遺伝学、家族の収入、さらには親の教育レベルでさえ、子供がアレルギーに苦しむ可能性に影響を与える可能性があることを示唆するデータもいくつかあります」

however という逆接のディスコースマーカーがあります。これで(5)の前後で、反対の内容になっている理由が分かりますね。ということで(5)に 30. が入ります。

【正解】30→(5) / 31→(3) / 32→(2)

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