「節」とは「主語+動詞」を含み、文中で名詞・形容詞・副詞などの働きをするもののことです。「名詞節 / 形容詞節 / 副詞節」という分類と、「等位節 / 主節 / 従属節」という分類の2つの面から、その用法を例文を使って確認していきましょう。
節とは
句と節が分からなくって、苦節 (くせつ) 15年… 前回、「句」をやったので、今回は「節」について教えてください。
「節」とは2語以上の単語が結びついて、文中で名詞・形容詞・副詞などの働きをするものの中で、「主語+動詞」を含むもののことです。
私はあなたが何を言いたいのか分かりません。
この文では what you mean の部分が know の目的語になっているなぁ。ということは「名詞」の働きをしているんですね。
「名詞節」「形容詞節」「副詞節」
「句」と同じように「節」にも「名詞節」「形容詞節」「副詞節」があります。
名詞節とは
名詞節は名詞と同じように「主語」「補語」「目的語」になります。名詞節を導くものは「接続詞」「疑問詞」「関係詞」があります。
私は彼が学生だと思います。
形容詞節とは
形容詞節を導くものは「関係詞」があります。
これは彼が昨日買った本です。
副詞節とは
副詞節は「時・理由・条件」をあらわすことが多いです。副詞節を導くものは「接続詞」「複合関係詞」があります。
もし雨が降れば、私は外出しません。
形容詞節と副詞節は、文の主要素 (SVOC) にならないんですね。
「等位節」「主節」「従属節」
そうですね。また節には「等位節」「主節」「従属節」という分類の仕方もあります。
まずは「等位節」のパターンから見ていきましょう。
等位節
私は彼の家に行きました。しかし彼は外出していました。
等位節というのは、2つの節が対等な関係で結ばれているんですね。だから、「and / or / but」といった等位接続詞が使われるんですね。
はい、そうです。そして「主節」と「従属節」はセットになります。
「主節」と「従属節」
時間があるとき、テニスをしましょう。
Let’s play tennis の部分を「主節」、when you have time の部分を「従属節」といいます。
when you have time は「副詞」の働きをして Let’s play tennis を修飾しているんですね。
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