「日本人なのに、英語を勉強する意味が分からない」「歴史ってやって何か意味があるの?」「大人になって、三平方の定理とか使わない」などなど、勉強していてうまくいかなくなると、こういうことが頭に浮かんできます。そして最終的な疑問が出てきます。「勉強って何のためにするの?」
さて、勉強って何のためにするのでしょうか。なぜ勉強をしなくてはいけないのでしょうか。
勉強は何のためにするのか
「勉強は何のためにするのか」これは、誰しもが疑問に思うことです。そしてその疑問を人にぶつけると、いろいろな答えが返ってきます。
「英語が話せると、視野が広がるよ」
「歴史を学んで、未来に活かすんだよ」
「三平方の定理は、建築とかするなら使うんじゃないの」
そしてよくある答えが「勉強は自分のためにするんだよ」です。それを聞いて、納得できますか? 「はぁ、そうですか」と、微妙な感じで、勉強に戻る。そんな人が多いのではないでしょうか。
勉強は自分のためのするのではない
勉強は自分のためにするのではありません。「勉強は自分のためだ」と考えているから、自分が損するだけだからまぁいいか、みたいな感じで勉強をさぼってしまうのです。違いますよ。勉強とはそんな甘いものではありません。勉強は必至で取り組んでもらわないといけないのです。
はっきり言いましょう。あなたが、何のために勉強をするのか。あなたが勉強するのは、世のため人のためです。だから、さぼってはいけないのです。さぼるとみんなが困るのです。だから、周りの人はみんな「勉強しなさい、勉強しなさい」と言うのです。
世のため人のために勉強する、とはどういうことか。
例えば「英語が話せるようになれば、外国の人と話ができるようになって、視野が広がるよ」みたいなことを言われた人もいると思います。そして「いやいや、別に外国の人と話なんかしたくない」なんて思った人もいると思います。
違うのです。あなたは外国の人とコミュニケーションをとって、世の中をよりよくしていかなくてはならないのです。そのために英語が必要なのです。
数学も同様です。しっかり勉強して建築家になり、ちゃんとした建物を建てなくてはならないのです。あるいは理科をしっかり勉強して研究者になり、今まで治せなかった病気の薬を作らなくてはならないのです。今の勉強の先にある知識や、技術を使って、世の中の役に立っていかなくてはならないのです。そういう使命を、みなさん一人一人が担っているのです。
人に影響を及ぼす
あなたが影響を及ぼすのは、やはり友人です。定期テスト前に自分の勉強が煮詰まったからといって、友達をカラオケに誘ったなんてことありませんか? ダメですよ。その友人が世界を救う人になるかもしれないのです。勉強をやってもらわないと困りますよね。
逆にあなたが勉強を頑張っている様子を見て、友人もライバル心を燃やして頑張るかもしれません。仮にあなたの力が足りず、世の中に大きな力を与えられなかったとしましょう。しかし、あなたの姿を見て頑張った友人が、その役目を果たしてくれるかもしれないのです。それはあなたが世界を変えたのと同じことです。
あるいは将来子供ができて、その子が何か質問をしてくるかもしれません。そうなった時、あなたの勉強してきたことを、その子に伝えていくのです。あなたがならなかった研究者にその子がなり、世の中を変えてくれるかもしれないのです。
そうやって次の世代、次の世代へとつないでいくのです。今あなたが勉強している一つ一つは、過去の人たちから受け継いだバトンです。そしてそれを次の世代へと、正しく受け渡さないといけません。
まとめ
少し大げさな話になりましたが、これは多かれ少なかれあるのです。英語の単語1つ覚える。わからなかった問題が1つできるようになる。そんなことがまわりまわって、世の中をいい方向に変えるのです。まわりまわって誰かの役に立つのです。だから日々の勉強をおろそかにしてはいけないのです。
もう一度言います。勉強は世のため、人のためにやるのです。
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