疑問詞がある疑問文が文中に入った文のことを「間接疑問文」といいます。間接疑問文は語順が難しいです。間接疑問文の語順はどうなるのでしょうか。今回は間接疑問文の語順と、その間接疑問文の語順を、どのように考えればいいのかについて解説します。
間接疑問文の語順
問題What does he want? [ Do you know に続けて]
この問題をすればいいんですね。ん? Do you know に続けたらいいんでしょ。
違うよ。それじゃ、そのまんまじゃないですか。これは間接疑問文の問題です。次の説明を確認して、もう一度考えてみましょう。
疑問詞のうしろを『主語+動詞』の語順にします。だから正解はこうなります。
主語が三人称単数の場合、三単現のs を忘れないよう注意しましょう。
疑問詞のうしろを『主語+動詞』にするんですね。ふむふむ。でも今まで散々「疑問詞のうしろは疑問文の語順」と言われてきたから、いきなり疑問詞のうしろが『主語+動詞』と言われても、ピンとこないよ。もう少し説明してくれませんか?
間接疑問文の語順の考え方
では、普通の疑問文から見ていきましょう。
彼は何が欲しいですか
「what / 何 」「 does he want / 彼は欲しいですか?」となります。
does he want の部分は疑問文の形なので、当然疑問文として訳をします。で、その2つをあわせて「彼は何が欲しいですか?」ですね。
what が「何」で does he want が「彼は欲しいですか?」あわせて「彼は何が欲しいですか?」……うんうん。わかります。
じゃ、次は間接疑問文の文を見ていきましょう。
彼が何が欲しいかあなたは知っていますか
「do you know / あなたは知っていますか? 」「what / 何 」 「 he wants / 彼は欲しい」と分けられます。
what のうしろの he wants は普通の文の形なので、疑問文として訳をしてはいけないですね。で、その3つをあわせて「彼が何を欲しいのか、あなたは知っていますか?」ですね。
「彼は何が欲しいですか?」は疑問文だけど、「彼が何を欲しいのか」は疑問文ではない。だから、疑問文の語順にしてはいけない、ということ……なんだろうけど、まだしっくりこないなぁ……
魔法の呪文「アイドンノーワッチューミーン」
じゃあ、魔法の呪文を教えてあげよう。「アイドンノーワッチューミーン」 これを10回唱えてみましょう。
「アイドンノーワッチューミーン」「アイドンノーワッチューミーン」「アイドンノーワッチューミーン」……「アイドンノーワッチューミーン」「アイドンノーワッチューミーン」。
もしかして、この「アイドンノー」っていうのは I don’t know のこと?
おっ、鋭いね。で、「ワッチューミーン」というのは what you mean のことです。
「 I don’t know what you mean. / アイドンノーワッチューミーン」で『あなたが何のつもりで言っているのか、私にはわかりません』という意味です。この例文は定期テストでほぼ確実に出題されるので、丸々覚えておくのがいいです。
で、「ワッチューミーン」というのが what you mean なのだから、「アイドンノーワッチューミーン」で「I don’t know 疑問詞+主語+動詞」の語順になることがつかめるよね。その感覚を自分のものにすることができたら、この間接疑問文は大丈夫です。
I don’t know what you mean. / 何が言いたいのか分かりません…
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