1人の人間や1つの物の中にある、2つないしは3つ以上の事柄を比べる表現があります。同一人物中の「比較級を使う表現」「最上級を使う表現」「原級を使う表現」を、それぞれ例文を使いながら確認していきましょう。
同一人物中の「比較級」を使う表現
more A than B / BというよりむしろA
She is more cute than beautiful.
彼女は美しいというより、むしろかわいい。
彼女は美しいというより、むしろかわいい。
あれ? cute は一音節だから、比較級は cuter となるんじゃないんですか?
同一人物中の比較級を使う表現は、一音節の語でも必ず「more+原級」の形になります。「-er」の形は使わないことに注意しましょう。
同一人物中の比較級を使う表現は、必ず「more+原級」の形になります。
同一人物中の「最上級」を使う表現
最上級は「the+~est」と覚えましたね。ですが、同一人物中の最上級では、the をつけずに表現することが多いです。
〇 The lake is deepest at this spot.
△ The lake is the deepest at this spot.
その湖はこの場所が一番深い。
△ The lake is the deepest at this spot.
その湖はこの場所が一番深い。
同一人物中の最上級では、「the」をつけないことが多い
副詞の最上級には the を付けないことがある、というのは知っていましたが、同一人物中の最上級のときもそうだとは、知りませんでした。
同一人物中の「原級」を使う表現
同一人物中の原級を使う表現は、次があります。
as A as B / B だけでなく A だ
He is as honest as kind.
彼は親切だけでなく、正直者だ。
彼は親切だけでなく、正直者だ。
これは「He is honest.」なのは「He is kind.」と同じくらいだ、と考えると、なんとなく雰囲気はつかめますね。
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