as is often the case with ~ で「~にはよくあることだが」の意味になります。ですが、なぜそのような意味になるのでしょうか。as is often the case with ~ は文法的にみると、どのような構文になっているかを解説します。
as is often the case with ~ の as は「関係詞」
「天才にはよくあることだが、彼はよく日にちを忘れる」
関係詞の as の用法で「前文の文内容が先行詞」になるのは分かります。ですが、「後の文内容が先行詞」になるのがよく分かりません。
(A)にはよくあることだが
という定式化した表現がありますが、それは踏まえないで文法的な説明をお願いします。
関係代名詞 as で始まる節は挿入的に用いられ、前または後にある主節の内容を受けます。
As is often the case with geniuses, he often forgets the day of the month.
As = he often forgets the day of the month
as is often the case (with A), ~
= (A) にはよくあることだが、~
= ~ということは (A) にはよくあることだ
なぜ as は後ろの内容を受けるのか
as = he often forgets the day of the month ということですが、後ろにも
he often forgets the day of the month があるのに、なんで後ろの内容を受けないといけないんですか?
もう決まっちゃってるからしょうがないと思って、覚えるもんですか? 不思議で不思議でたまりません
単文で書くとこうなります。
でも主語の部分が長くて文の構造がつかみにくく、意味がとりづらいでしょ。だから関係詞の as を使って、分かりやすい文構造にしているんじゃないかなぁ。
考え方としては
To see you is nice. = It is nice to see you.
の形式主語を使った文と同じようなもんでしょう。
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