進行形にするとき、動詞を ing形にしますが、どのようにすればよいのでしょうか。特に「短母音+子音字」で終わる単語の ing形の作り方は、間違えやすいです。「短母音+子音字」で終わる単語の ing形の作り方と、注意するべきポイントを解説します。
「短母音+子音字」で終わる単語の ing のつけ方
【動詞の ing形のつくり方】
・原形の語尾が「短母音+子音字」で終わる語は、その子音字を重ねて ing をつける
get → getting , sit → sitting , run → running , swim → swimming

タンボイン? 田んぼ in ……「田んぼの中」ってことですか? シインジ? 真司って人のことですか?

いや、そうじゃなくって、「アイウエオ」が「母音」なのは、知っていますよね。そして「母音」以外の音が「子音」です。それで、母音にはいろいろ種類があるんです。「アー」とか「イー」が「長母音」、「アイ」とか「オウ」とかが「二重母音」と呼ばれています。そしてそれ以外の母音が「短母音」です。「アー」や「イー」など、伸ばす母音は「長母音」。「アイ」や「オウ」など母音が重なって、一つの母音になったものが「二重母音」。そしてそれ以外の、短い母音が「短母音」です。

何を言っているのかわかりません。

まぁ、そうなっちゃうよね。あんまり細かいことにとらわれないで、こう考えてみてもいいかもしれないね。
「ゲット」「シット」のように、小さい「ッ」があるやつは、最後の文字を重ねて ing をつけることが多い。
run / swim の ing のつけ方

でも、run 「ラン」には小さい「ッ」はないけど、running って重なるよね。これはどうしてそうなるのですか?

うーん… それはですね… 日本語でも「ランニング」っていうでしょ。「ン / n」と「ニ / ni」で分かれるね。だから running ってなると覚えるのがいいんじゃないかな?

ふーん、なるほどね~… でも、swimming 「スイミング」は、「ム」と「ミ」で分かれていないけど m は重なっているよね。これはどうしてそうなるのですか?

うーん… それはですね… それだけ丸暗記というわけにはいかない?
running と swimming は、子音字を重ねるものとして覚えよう
listen / visit の ing のつけ方

listen は、「短母音+子音字」で終わるから、listenning となるんですね。

いや、listen は lintening と n を重ねずに ing をつけます。
先程「短母音+子音字」で終わる語は、その子音字を重ねて ing をつけると言いましたが、正確には「アクセントのある短母音+子音字」のときに、その子音字を重ねて ing をつけるんです。listen のアクセントは「i」にあるので、このルールに当てはまらないんです。

うーん… なんかややこしいですね。

難しければ、listen の場合は「リスンニング」ではなく「リスニング」って発音するよね。「ン」と「ニ」で分かれていないので、listening というように n が重ならない、としておくのがいいんじゃないかな。

では、visit 「ヴィズィット」には、小さい「ッ」があるから visitting となるんですよね。

違います。visit は visiting と t を重ねずに ing をつけます。
visit も、アクセントが後ろではなく、最初の「i」にあります。「アクセントのある短母音+子音字」ではないので、子音字を重ねて ing にはならないんです。
listening と visiting は、子音を重ねないで ing をつけることに注意しよう。
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