問1
問1
1. amuse / 2. cute / 3. future / 4. rude
【解説】
口に出してみても違いがいまいちわかりづらいですね。この違いは字にしてみるとよくわかります。
1. amuse は「アミューズ」。「アミューズメントパーク」の「アミューズ」ですね。「楽しませる」という意味です。
2. cute は「キュート」。「かわいい」という意味ですね。
3. future 「フューチャー」。「未来」という意味です。
4. rude 「ルード」。「不作法な、失礼な」という意味です。ちなみにこの rude は1992年の本試験にも出題されています。20年ぶりの出題ということですね。
ということで、
1. 2. 3. は「ユー」で、4. のみ「ウー」となります。
【正解】4
問2
問2
1. feather / 2. federal / 3. gender / 4. gene
【解説】
1. feather は「フェザー」。「羽毛」のことですね。
ボクシングでも「フェザー級」という階級がありますよね。「羽毛というくらいだから相当軽いのかと思うのですが、それよりも軽い階級は「バンダム級」「フライ級」などがあります。ちなみに「バンタム」は「チャボ(鶏)」のことで、「フライ」は「ハエ」のことですね。
2. federal は「フェデラル」。「連邦の、連邦制の、連邦政府の」という意味です。
アメリカの経済のニュースではよく耳にするのが[FRB]という言葉です。これは連邦準備制度理事会 (Federal Reserve Board of Governors) の略なんですね。で、この「FRB とは何なのか?」ですが、日本で言うところの日本銀行の「日本銀行政策委員会」のようなものでしょうか。
3. gender は「ジェンダー」。「性、性別」の意味です。
社会的・文化的な意味で使われることが多いので、女性の社会進出が進んでいる現在では、こういう言葉を耳にする機会も増えてくるのではないかと思うのです。
センター試験でも女性受験者の割合が増えてきているそうで、その意味からも gender という単語の出題となったのでしょう・・・しらんけど。
4. gene は「ジーン」。「遺伝子」の意味です。
今私たちがこうして生きているのも、はるかなる遺伝子のつながりの果てなのです。そう考えると「ジーン」としますよね(?)
ということで 1. 2. 3. は「エ」、4. は「イー」です。
【正解】4
問3
問3
1. enough / 2. laughter / 3. mighty / 4. rough
【解説】
1. enough 「イナフ」で「十分に(な)」の意味です。
中学英文法で学習した … enough to ~ = so … that one can ~ のパターンでもおなじみ(?)ですね。enough を副詞で使う場合は、形容詞等を後ろから修飾することに注目です。並び替え問題などでは注意しましょう。
2. laughter は「ラフター」で「笑い」の意味です。
たんなる laugh の方がなじみがありますが、名詞の laugh は「可算名詞」で、laughter は「不可算名詞」になります。laugh には動詞の用法もあります。
3. mighty は「マイティ」で「強い・強大な」の意味です。
映画で「マイティ・ソー」というものがあります。タイトルそのままですが、めっちゃ強いソーという人物(?)が暴れまくるという映画です。アメコミヒーローなのだそうです。私はまだ見ていませんが、検索してみると面白そうなので今度レンタルしてこようかなとも思っています。
4. rough は「ラフ」で「あらい・ざらざらの」の意味です。
ゴルフで言えば、フェアーウェイの横の「ラフ」です。サッカーで言えば、ショルダータックルなどの「ラフプレイ」の「ラフ」です。
またリンドバーグの歌にも「ROUGH DIAMOND」がありますが、「ラフ・ダイヤモンド」といえば「ダイヤの原石」という意味です。この rough は1992年の本試験でも出題されていました。
ということで 1. 2. 4. の gh は [f] の発音ですが、3. の gh は発音されません。いわゆる黙字というやつですね。
【正解】3
問4
問4
1. accuse / 2. circumstance / 3. decay / 4. facility
【解説】
1. accuse は「アキューズ」で「非難する・告発する」の意味です。
the accused で「被告人」という意味にもなります。
2. circumstance は「サークムスタンス」で「(周辺の)事情・状況」という意味です。
circum- が「周辺」をあらわす接頭語になるんですね。
3. decay は「ディケイ」で「腐食・衰退」の意味です。
go to decay で「朽ち果てる」の意味になります。
4. facility は「ファシリティ」で「容易・巧み・機関・設備」という意味になります。また with facility で「容易に」となります。
ちなみにビジネスの世界では「facilitation / ファシリテーション」というものが注目されているそうです。これは会議などで参加者の意見を引き出したり、議論がずれているのを軌道修正してかみ合わせたりするようなことを指すそうです。センター試験でも第3問Bでそういう場面がありますよね。
そこで発音ですが、すべて違うように感じてしまうかもしれません。ですが、よくよく見てみると 1. 2. 3. は「カ行」、4. は「サ行」なのですね。つまりこれはc(cc)の発音が、[k] なのか [s] なのかを見分ける問題だったのです。
【正解】4
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