「~は誰の…ですか」や「~は誰のものですか」というとき、英語でどのように言えばよいのでしょうか。whose を使った疑問文は、whose を単独で使う用法と、「whose+名詞」で一つの疑問詞と考える用法があります。whose を使った疑問文の作り方を解説します。
「whose+名詞」で一つの疑問詞と考える
This is Emi’s bag.
「これはエミのカバンです」ですね。「エミの」をたずねるのだから、「だれのですか?」ですね。「だれのですか?」は…whose でしたっけ? で、疑問詞の後は疑問文の語順だから…こうかなぁ。
あぁ…やっぱりそうなったか。話を聞いているとそうなる気がしたんですよね。おしいけど、それじゃダメなんですよね。
あれはだれのカメラですか?
ということです。今回の問題では「だれのカバン」とたずねるので…
こうなるんですね。
whose 一語で「だれのもの」の意味になる
このカバンはだれのものですか? ( this / whose / bag / is / ? )
ん? これってさっきと同じじゃないのですか?
あぁ……やっぱりそうなったか。正解はこうです。
ええーっ! それって最初に私が言った答えですよね。それじゃダメだって言ってましたよね。どういうこと???
まぁ、そう思うのも無理はないですね。では説明するから聞いておいてね。まず日本語で言うところの「~の…」というのがありますね。たとえば「私のカバン」「彼の友達」とかで、「この本」「あの犬」もその仲間です。
それを英語で言うと「my bag」「his friend」「this book」「that dog」になりますが、これらの語句は『ニコイチ』なのです。
ニコイチ? みんなが大好きな辛いやつ……それはココイチだって? あぁ……「2個で1個」ってことね。
たとえば my bag で言えば my と bag は一心同体、2つの単語ではあるけど何があってもくっつけておかなくてはいけないのです。単語が2つあるけど1つの語句として扱うということです。
それを踏まえて考えるとさっき最初にやった問題の、This is Emi’s bag. は「これはエミのカバンです」だから、「Emi’s bag」はニコイチなのです。で、その Emi’s の部分を whose に変えて「だれのカバン」としても、「whose bag」はニコイチなのです。だから Whose bag is this? になるのですね。
ふむ、なるほど。じゃ、次にやった問題の、このカバンはだれのものですか? は「このカバン」がニコイチなんですね。
で、whose は1語で「だれのもの」ってなります。
ふーん……ということは、たしかに Whose is this bag? になりますね。
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