I still last week.
1. the cold / 2. recovered from / 3. I / 4. haven’t / 5. caught
語句整序の問題です。語句整序は、英語の問題と考えてはだめですよ。パズルと考えましょう。
一気にやろうとせずに、小さな事からコツコツと。つまり、小さな固まりを作っていきましょう。
小さな固まりって何ですか?
では、小さな固まりのパターンを見ていきましょう。
所有格+名詞
冠詞+形容詞+名詞
所有格+形容詞+名詞
冠詞+形容詞+形容詞+名詞
所有格+形容詞+形容詞+名詞
冠詞+副詞+形容詞+名詞
所有格+副詞+形容詞+名詞
「冠詞」もしくは「所有格」の後ろにくる「名詞」を探す。「冠詞+名詞」もしくは「所有格+名詞」とあり「形容詞」が余っていれば、「冠詞」・「所有格」と「名詞」の間に入れる。
「冠詞+形容詞+名詞」「所有格+形容詞+名詞」とあり「副詞」が余っていれば「形容詞」の前に入れる。
「冠詞+名詞」と「所有格+名詞」がベースなんですね。
では、次のパターンです。
主語+助動詞+動詞
to +動詞の原形
動詞+~+ that +~+動詞
動詞+~+関係詞+~+動詞
動詞+~+接続詞+~+動詞
「動詞」の前には主語になる「名詞」がくる。「助動詞」は主語になる「名詞」と「動詞」の間に入れる。1つの文の中に動詞は1つが原則。2つ以上あるときは、to / that / 関係詞 / 接続詞を探す。
動詞が二つ以上あるということは、何かがあると気づけないといけないんですね。
では、次のパターンです。
前置詞+動名詞
前置詞の後ろには「名詞」に相当するものがくる。
enjoy+~ing なんかはすぐ気づけるけれど、前置詞+~ing はうっかりしやすいね。
では、次のパターンです。
be動詞+過去分詞 (受動態)
have+過去分詞 (完了形)
これはよくあるパターンだね。
では、最後のパターンです。
知覚動詞+人+過去分詞 / 人が~される (~した) のを~する。(受け身・過去の動作)
知覚動詞+人+動詞の原形 / 人が~するのを~する。(動作もしくは状態)
使役動詞+物+過去分詞 / 物を~される。(被害)
使役動詞+人+動詞の原形 / 人に~させる。(使役)
知覚動詞・使役動詞は第5文型をとることが多い。
これはややこしいですね。知覚・使役動詞が出てきたら、注意をしないといけないね。
これで小さな固まりのパターンは確認しました。それを踏まえて、今回の問題を考えてみましょう。
まず、主語の「I」の横に「still」がありますね。これでこの文が「完了」の文と分かります。
なので「still」の次はhaven’t+過去分詞が、くることが分かりますね。
うんうん。
次に、「前置詞+名詞」より、2. recovered from → 1. the cold、「動詞+名詞」より、5.
caught → 1 the cold ができます。
あれ? 1. the cold は1つしかないから、2つ出てきたらダメじゃないのですか?
大丈夫ですよ。慌てないで。次に文末の「last week」に注目してみよう。過去をあらわすキーワードですね。これは現在完了とともに使ってはいけないんでしたね。
完了時制のところで勉強したね。
つまり、この「last week は本文の要素ではなく、節の中の要素と想像できます。
ということでこの「the cold」を先行詞として、関係詞節があると分かるわけです。これでかぶった理由も分かりました。次へ進みましょう。
うーん・・・・・・haven’t+過去分詞の「過去分詞」には、2. recovered か、5.
caught のどっちが入るんだろう?
それは、haven’t の not に注目したら一発ですよ。
もしも「haven’t caught the cold」なら、風邪を引いてないことになるわけで、recover
(快復する) の立場がなくなってしまうよね。
つまり、I still → 4. haven’t → 2. recovered from → 1. the cold の流れができ上がりました。
もう一息ですね。
最期に、「主語+動詞」より、3. I → 5. caught → 1. the cold、んでもって、この「the
cold」がかぶってるので、関係代名詞「that」を補って考えると
I still → 4. haven’t → 2. recovered from → 1. the cold (that) → 3. I → 5. caught last week.
はいでき上がり。
大変だったけど落ち着いて考えたら、できたね。
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