of にはどのような用法があるのでしょうか。所有・所属、部分、関連をあらわす of の用法と、a kind of ~ / because of ~ / of course / a lot of ~ など、of を使ったイディオムや定型表現も解説します。
「~の」と所有・所属をあらわす of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
I broke the leg ( ) the table.
私はテーブルの脚を壊してしまいました。
「の」ですか。
I broke the leg no the table.
ローマ字で書いてもダメです。「~の」はこう言います。
I broke the leg of the table.
私はテーブルの脚を壊してしまいました
「~の」と「所有・所属」をあらわすとき of ~ を使います。
「~の中の、~の中で」と部分をあらわす of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
The Tone River is the longest river ( ) the three.
利根川は三つの中で一番長い川です
「~の中」ですね。
The Tone River is the longest river in the three.
「箱の中で」なら in を使いますが、今回は「三つのうちで」ということなので、こうなります。
The Tone River is the longest river of the three.
利根川は三つの中で一番長い川です。
「~の中の・~の中で」と部分をあらわすとき of ~ を使います。
「~についての、~に関しての」と関連をあらわす of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
The leaflet tells you the history ( ) the statue.
リーフレットには、その像の歴史が書かれています
「像についての歴史」ですね。
The leaflet tells you the history about the statue.
ここは、of を使います。
The leaflet tells you the history of the statue.
リーフレットには、その像の歴史が書かれています。
「~についての・~に関しての」と関連をあらわすとき of ~ を使います。
of と about の違い
of と about の違いって何ですか。
about は「周り・周辺」のイメージがあります。of は上でも出てきましたが、「部分」です。業務用アイスクリームからディッシャーで、丸くアイスクリームをくり抜くイメージです。
今回の問題では、像といえば「大きさ」「色」「形」「材質」などいろいろな情報がありますね。その中から「歴史」がくり抜かれた感覚です。
「~の量の…」と分量のあらわす ~ of …
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
Would you like ( ) ( ) ( ) coffee?
コーヒー1杯いかがですか
「コーヒーいっぱい」ですね。
Would you like a lot of coffee?
それは「たくさん」の意味の「いっぱい」です。今回は「カップ1杯」ですからこうなります。
Would you like a cup of coffee?
コーヒー1杯いかがですか
「カップ1杯の~」は a cup of ~
「グラス1杯の~」は a glass of ~
「スプーン1杯の~」は a spoonful of ~ を使います。
「~の種類の」a kind of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
It’s ( ) ( ) ( ) fruit.
それは果物の一種です。
「いっしゅ」ですね。
それは「問題」という意味の「イシュー / issue」です。「~の一種」はこう言います。
It’s a kind of fruit.
それは果物の一種です。
「~の一種」は a kind of ~ を使います。
「~の理由で、~が原因で」because of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
I was able to continue skating ( ) ( ) my supporters.
私がスケートを続けることができたのはサポーターのおかげです
「おかげ」ですか。
I was able to continue skating the shadow my supporters.
shadow は「影」です。これは「~の理由で・~が原因で」と考えて、こうなります。
I was able to continue skating because of my supporters.
私がスケートを続けることができたのはサポーターのおかげです
「~の理由で・~が原因で」は because of ~ を使います。
「もちろん」of course
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
“May I use your pen?” — “( ) ( ).”
「ペンを借りてもいいですか」「もちろん」
「もちろん」ですか。
“May I use your pen?”—”Rice cake theory.”
ライスケーキセオリー? それは「お餅論」です。「もちろん」と言うまでもなく、当然なのをあらわすには、こう言います。
“May I use your pen?”—”Of course.”
「ペンを借りてもいいですか」「もちろん」
「たくさんの~」a lot of ~
問題
次の日本語に合うように、( )に適当な語を書きなさい
She has ( ) ( ) ( ) friends.
彼女はたくさん友達がいます
「たくさん」ですか。
She has yellow pickled radish friends.
黄色の漬けられた大根? それは「たくあん」です。「たくさんの~」はこう言います。
She has a lot of friends.
彼女はたくさん友達がいます。
「たくさんの~」は a lot of ~ を使います。
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