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【解説】2020年センター試験英語第2問A「文法・語彙・語法」

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問1

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問1
Due to the rain, our performance in the game was (   ) from perfect.
1. apart / 2. different / 3. far / 4. free

【解説】

雨のせいで、私たちの試合のパフォーマンスは、完璧に遠く及ばなかった。
far from ~
~遠く離れて

単純な距離にも使いますが、心理的な距離にも用います。2019 年公開「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」でもおなじみの表現ですね。

A be apart from B
AはBと離れている
A be different from B
AはBとは違う
be free from ~
~がない

とそれぞれどこかで聞いたことがあるなぁ、という表現でしたが、意味的に正しいのは3でした。

【正解】3

問2

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問2
Emergency doors can be found at (   ) ends of this hallway.
1. both / 2. each / 3. either / 4. neither

【解説】

both A and B
「AもBも両方とも」
either A or B
「AかBのどちらか」
neither A nor B
「AもBもどちらでもない」

「廊下の両端のどちらにも非常ドアが見つけられた」ということですから、選択肢1が正解になります。

each は「それぞれ」の意味で、each+単数名詞で「それぞれの~」、each of 複数名詞で「~のうちのそれぞれ」となります。(  )の直後に名詞の複数形ですから、each は選べません。

【正解】1

問3

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問3
My plans for studying abroad depend on (   ) I can get a scholarship.
1. that / 2. what / 3. whether / 4. which

【解説】

(  )の前に名詞がありません。先行詞がないので、that と which は消えます。what は先行詞なしで使う関係代名詞ですが、今回は従属節が完全な文で目的語が欠けていないため、これも違います。

ということで単なる接続詞の「whether / ~かどうか」が正解になります。

「奨学金がとれるかどうかにかかっている」

という内容ですね。

【正解】3

問4

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問4
Noriko can speak Swahili and (   ) can Marco.
1. also / 2. as / 3. so / 4. that

【解説】

ノリコはスワヒリ語を話せますし、マルコもまたそうです。
so+助動詞(be動詞)+主語
「~もそうだ」

「neither+助動詞(be動詞)+主語」では「~もまたそうではない」の意味です。倒置の表現です。

【正解】3

問5

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問5
To say you will go jogging every day is one thing, but to go it is (   ).
1. another / 2. one another / 3. the other / 4. the others

【解説】

単数か複数か、the がついているかいないのか、で考えます。「するのとやるのは別だからなぁ」という内容なので、複数の the others は消すことができます。

the は特定されるものにつけます。今回の other の話で言えば、範囲が確定されていて、残り全部というときにつけます。the other は「two ~ one … the other」というように「2つのうちの1つは…もう1つは…」みたいな形で使われるのをよく見ますね。

another は an other ということなので「不特定」で「単数」の別のものになります。「これとは違う別のこれ!」というのではなく、ぼやっとした別のものということで今回の問題にはこの another がちょうどよいですね。

ちなみに one another は「お互いに」の意味になります。one another の one は数詞ではなく、代名詞なのですね。

【正解】1

問6

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問6
Our boss is a hard worker, but can be difficult to get (   ).
1. along with / 2. around to / 3. away with / 4. down to

【解説】

get along with ~
「~と仲良くやる」
get around to ~
「~する機会ができる」
get away with ~
「~を持ち逃げする」
get down to ~
「~にとりかかる」

「うちの上司は付き合いづらいわ~」みたいな内容ですので、正解は1です。

【正解】1

問7

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問7
When Ayano came to my house, (   ) happened that nobody was at home.
1. it / 2. something / 3. there / 4. what

【解説】

It happens that 主語+動詞~. = 主語+happen(s) to ~. で、「たまたま…は~する」の意味になります。

「アヤノが帰ったとき、たまたま誰も家にいなかった」

という内容です。

「there happen + to不定詞」の形で「たまたま~する」なので、that節の今回の問題では there は使えません。

What happened? は「どうしたのですか?」という、電話がかかってきたときなどに、よく使う表現です。

something happened は「何かが起こった」の意味です。

【正解】1

問8

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問8
We’ll be able to get home on times as ( A ) as the roads are ( B ).
1. A : far / B : blocked
2. A : far / B : clear
3. A : long / B : blocked
4. A : long / B : clear

【解説】

as far as と as long as のどちらも単に「~する限り」と覚えていると迷ってしまいます。

as long as ~ = 条件
as far as ~ = 範囲

という違いがあります。

分かりづらければその部分を「もしも~」と置き換えて、意味が通じれば as long as になります。

今回の問題では「もし道がすいていたら、時間とおりに…」と、通じますので、as long as を選びます。

またBの方は blocked は「通行止め」ですから、文意から考えて clear を選びます。

【正解】4

問9

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問9
I know you said you weren’t going to the sports festival, but it is an important event, so please ( A ) it a ( B ) thought.
1. A : give / B : first
2. A : give / B : second
3. A : take / B : first
4. A : take / B : second

【解説】

「スポーツフェスティバルに行かないって言っているの知っているけど、大事なイベントなんですよ。だからもう一回考え直してくれよ~」

みたいな内容ですね。

give A B
「AにBを与える」

今回の英文ではAにあたる部分が代名詞の it になっています。この it は前文の「スポーツフェスティバルに行かない」ということを指しています。

「もう一回考え直してください」というのは、「2回目の考えを与えてください」ともなりますね。ということで、正解は2になります。

take A B は「AをBに連れていく」となり、今回の文意に合いません。「take / テイク」だけに「連れていく」ですね。

【正解】2

問10

問題次の問いの(   )に入れるのに最も適当なものを、1~4のうちから1つずつ選べ。
問10
I didn’t recognize ( A ) of the guests ( B ) the two sitting in the back row.
1. A : any / B : except for
2. A : any / B : rather than
3. A : either / B : except for
4. A : either / B : rather than

【解説】

「後ろに座っている二人以外、客をだれも知らない」

みたいな内容です。

except for ~
「~を除いて」
rather than ~
「~よりもむしろ」

文意から考えて、except for を選びます。

either of ~
「~のうちの一方」
not … any
「1つも~ない」

これも文意から考えて any を選びます。any of ~ の形に少し違和感を感じるかもしれませんが、some
of ~「~のうちのいくつか」の any バージョンです。

【正解】1

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