問1
問1 damage
1. convince / 2. effort / 3. prefer / 4. throughout
【解説】
damage はほぼ日本語にもなっていますが、その感覚で判断すると間違えてしまいます。
アクセントは第1音節(damage)にあります。「日本語化した英語に注意!」の典型的なパターンですね。
1.「納得させる」。アクセントは第2音節(convince)にあります。
2.「努力」。アクセントは第1音節(effort)にあります。
3.「~を好む」。アクセントは第2音節(prefer)にあります。
4.「~のすみからすみまで」。アクセントは第2音節(throughout)にあります。
ということで正解は 2. になりますが、よくよく見てみると
1. 動詞、2. 名詞、3. 動詞、4. 前置詞・副詞 です。
ところで、アクセント問題のテクニックに「名前動後」というものがあります。「同じつづりで名詞にも動詞にもなる動詞のアクセントは、名詞のアクセントは前にあって、動詞のアクセントは後ろにあることが多い」というものですが、そこから発展 (?) して「名詞のアクセントは前にあるのが多くて、動詞のアクセントは後ろにあるのが多い」ともいえるのです。
そう考えると damage と effort はともに名詞で、第1音節にアクセントがありますね。そういうところから正解を導き出すこともできるのではないかな、とも思ったりします。
【正解】2
問2
問2 recommend
1. guarantee / 2. museum / 3. objective / 4. satisfy
【解説】
recommend は「~を進める」という意味です。アクセントは第3音節(recommend)にあります。
1.「保証・保証金」。俗に言う「ギャラ」ですね。ポイントは語尾の ee です。アクセントルールからもわかるように、第3音節 (guarantee) にアクセントがあります。日本語で考えてしまうと「ギャランティー」の「ラ」の部分にアクセントを置いちゃうのかな・・・
2.「博物館」。街を歩いてみると「○○ミュージアム」なんてものも目にすることがありますよね。これもまた日本語化した英語です。これはアクセント注意として有名な単語ですね。気分的には第1音節にしてしまいたいですが、正しいアクセントは第2音節(museum)です。似たような単語に「musician / ミュージシャン」があります。これも正しくは「ミュージシャン」です。
3.「目的」。第2音節(objective)にアクセントがあります。
この単語のアクセントのややこしいのは、似た単語の「object / 物体」のアクセントが第1音節にあるのです。ただアクセントルールにも語尾の ive は1つ前にアクセントとありますので、そこから考えるのがよいでしょう。
4.「満足させる」。第1音節(satisfy)にアクセントがあります。ジーニアス英和辞典にもアクセント注意と書かれてある単語ですね。ところで「sacrifice / ~をささげる」という単語がありますが、この単語は satisfy と関係あるのかな? 微妙に関係あるような関係ないような・・・アクセントの位置も同じことですし一緒に覚えておきましょうか・・・
【正解】1
問3
問2 fortunately
1. appreciate / 2. elevator / 3. manufacture / 4. sympathetic
【解説】
fortunately は「幸運にも」という意味。アクセントは第1音節(fortunately)にあります。接尾辞 -ly があって副詞化していますが、それをとると fortunate という形容詞になります。語尾の ate に注目。アクセントルールからも、それの2つ前にアクセントがあるとわかりますね。
1.「~を正しく理解する・認める」。アクセントは第2音節(appreciate)にあります。
これも語尾の ate に注目。アクセントルールからも2つ前にアクセントがあるとわかりますね。
2.「エレベーター」ですが、日本語として考えるとミスするという典型的な単語ですね。
正しいアクセントは第1音節 (elevator) にあります。これは良く見ますよね。ちなみに2003年のセンター追試験にも出題されていました。(過去問をやっていたら大丈夫ですね)
3.「製造」。アクセントは第3音節(manufacture)にあります。
思い起こせば中学の歴史で「産業革命」のところを習ったときに「マニュファクチュア / 工場制手工業」を習いましたね。そこから長いこと日本語のアクセントが頭の中に染み付いてしまっていると、「マ」の部分にアクセントを置いてしまうかもしれません。教科間の連携をしっかりとって、最初から正しいアクセントで覚えさせることが大切だと思ったりするのです。
4.「同情的な」。アクセントは第3音節(sympathetic)にあります。
語尾の ic に注目。アクセントルールからも1つ前にアクセントがあるとわかりますね。
【正解】2
アクセント問題は、単語を並べるこの形式になってよりいっそうアクセントルールの重要性が増しましたね。
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