2021年度共通テスト英語 第2日程 第3問B 問題文
Your friend in the UK introduced her favorite musician to you. Wanting to learn more, you found the following article in a music magazine.
問1 Put the following events (1~4) into the order in which they happened.
- Dave became a solo artist.
- Dave gave up playing the drums.
- Dave joined a band as the guitarist.
- Dave reached the peak of his career.
問2 Dave became the lead singer of Black Swan because ( ).
- he preferred singing to playing the drums
- he wanted to change the band’s musical direction
- the other band members wanted more success
- the previous singer left for personal reasons
問3 From this story, you learn that ( ).
- Black Swan contributed to changing the direction of rock music
- Black Swan’s goods sold very well at concert halls
- Dave displayed a talent for music from an early age
- Dave went solo as he was frustrated with the lead guitarist
【解説】問1 難易度☆☆
以下の出来事(1〜4)を起こった順に並べてください。
起こった順に並び替える問題です。これは先に選択肢を確認したうえで、本文を読んでいき、その出来事が出てきたら、選択肢に番号を振っていくという流れですると良いです。
第一段落にこうあります。
まだソロ歌手として活躍しているデイブの信じられないほどの才能は、何世代にもわたる若いミュージシャンにインスピレーションを与えてきました。
ソロの話は選択肢「1」にあります。
1. Dave became a solo artist.
デイブはソロアーティストになりました。
ですが、本文の最初に出てきたから、ソロが一番最初と思ってはいけません。これは今現在の話をしています。起こった順ですから、これは最後になりますね。
第二段落にこうあります。
彼はまだ高校生の時、ブルーバーズのメンバーになり、リズムギターを弾きました。
3. Dave joined a band as the guitarist.
デイブはギタリストとしてバンドに参加しました。
この選択肢が一番目ですね。
第三段落の最後にこうあります。
しかし、デイブはお気に入りの楽器を演奏できなくなるにもかかわらず、リードシンガーを引き継ぐチャンスに飛びつきました。
このお気に入りの楽器というのは「ドラム」です。これは話の流れからわかりますね。
2. Dave gave up playing the drums.
デイブはドラムの演奏をあきらめました。
この選択肢が二番目になります。
第四段落にこうあります。
その後数年で、ブラックスワンはますます成功し、音楽チャートを上回り、さらに多くのファンを獲得しました。 デイブは主要なソングライターになり、バンドへの貢献を誇りに思っていました。
4. Dave reached the peak of his career.
デイブは彼のキャリアのピークに達しました。
これがキャリアのピークでしょう。ということでこの選択肢が三番目です。
ということで、正解は「3」→「2」→「4」→「1」です。
完全に本文に出てきた順とはなりません。第1日程のやつもそうでしたね。
【解説】問2 難易度☆☆
デイブは( )のためにブラックスワンのリードシンガーになりました。
Dave がリードシンガーになった話は、第三段落にこうあります。
しかし、デイブはリードシンガーを引き継ぐチャンスに飛びつきました。
この周辺がこの問2の該当部分とわかりますね。それを踏まえて、選択肢を確認しましょう。
1. he preferred singing to playing the drums
彼はドラムを演奏するよりも歌うことを好んだ
第三段落にこうあります。
お気に入りの楽器を演奏できなくなるにもかかわらず
問1でも確認しましたが、このお気に入りの楽器は「ドラム」です。ですので「ドラム」よりも歌う方を好むという選択肢は、少し違和感がありますね。
2. he wanted to change the band’s musical direction
彼はバンドの音楽の方向性を変えたかった
3. the other band members wanted more success
他のバンドメンバーがもっと成功したかった
この2つの選択肢に関しては、そんな話はありませんでした。
4. the previous singer left for personal reasons
前の歌手が個人的な理由で去った
第三段落にあります。
だから、家族と過ごす時間を増やすためにリードボーカルが辞めたとき、ショックでした。
「家族と過ごす時間を増やすため」が personal reasons に対応しています。この選択肢が正解です。
ということで正解は「4」です。
第三段落に該当部分があるとわかれば、そこを丁寧に確認すれば大丈夫ですね。
【解説】問3 難易度☆☆
この話から、あなたは( )を学びます
全体から考える問題ですね。では選択肢を確認しましょう。
1. Black Swan contributed to changing the direction of rock music
ブラックスワンはロックミュージックの方向性を変えることに貢献しました
direction に関しては、第四段落にこうあります。
しかし、キーボード奏者の追加により、音楽は徐々に方向を変えました。
バンドの音楽性が変わったという話ですね。ロックミュージック界の方向性という壮大な話ではありません。この選択肢は違います。
2. Black Swan’s goods sold very well at concert halls
ブラックスワンのグッズはコンサートホールで非常によく売れました
concert halls に関しては、第三段落にこうあります。
わずか2年で、バンドのショーは大きなコンサートホールで売り切れていました。
「グッズ」が売れたのではなく、コンサートチケット自体が売れたという話ですね。この選択肢は違います
3. Dave displayed a talent for music from an early age
デイブは幼い頃から音楽の才能を発揮しました
第二段落にこうあります。
7歳で彼は最初の本物のドラムセットを与えられ、10歳までに彼は上手に演奏することができました。 14歳までに彼はギターもマスターしていました
この選択肢が正解です。
4. Dave went solo as he was frustrated with the lead guitarist
デイブはリードギタリストに不満を持っていたのでソロになりました
frustrated に関しては第四段落にこうあります。
デイブは不満になり、彼とリードギタリストは去って新しいグループを始めることにしました。
不満に思ったのは選択肢「1」の時にも確認しましたが、キーボード奏者が入ってきて、音楽性が変わったことについてです。むしろリードギタリストと新しいグループを作るくらいですから、仲は良いですね。
そしてソロになった経緯はこうあります。
残念ながら、デイブの新しいバンドはブラックスワンの成功のレベルに到達することができず、18ヶ月しか一緒にいませんでした。
あまり売れなかったので、ソロになったんですね。そして現在に至るという流れです。この選択肢は違います。
ということで、正解は「3」です。
「1」の rock music や、「2」の goods は、そんな話ありましたっけ? となりますよね。そして「4」は明らかに違います。「3」を直接選ぶというより、消去法で残る感じでしょうか。
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