問1
問1 modern
1. athlete / 2. career / 3. fatigue / 4. sincere
【解説】
1. athlete 「アスリート」ですね。日本語になっている英語ですが、だからこそ注意です。日本語読みだと後ろににアクセントを置きたくなりますが、実際は a の上にあるのです。
2. career 「キャリア」ですね。これも日本語になっている英語です。こちらも発音に注意ですが、[ee]
がありますのでアクセントルールでわかります。
というか1992年の追試と1999の追試に出題されていますので、センター試験の過去問をやっている人にはおなじみの英単語ですね。volunteer と guarantee も一緒に確認しておきましょう。
3. fatigue 「ファティーグ」で「疲労」の意味です。アクセントは i の部分にあります。語尾の [ue] に注目しましょう。「[ue / ウエ] の上にアクセント」があります。うまいことできていますね~。
4. sincere 「シンシア」で「正直な、誠実な」の意味です。原田知世の「シンシア」は名曲!
単語としては「sincerely / 本当に」の方が良く見かけるかな? アクセントは ere の部分にあります。イメージとしては前にありそうな感じなんですけれどね。
ということで、アクセントは 1. が前、2. 3. 4. が後ろにありますので正解はわかってしまったのですが、念のため modern のアクセントも確認しておきましょう。
これはお好み焼きと焼きそばが合体したあの「モダン焼き」の「モダン」ですね (本当か?)。意味は「近代的な」です。アクセントは o にあります。つまり前ですね。イメージとしては後ろにありそうな感じですけれどね。
ということで正解は1.です。この問題はイメージと違うところにアクセントがある単語がそろっていた印象ですね。
【正解】1
問2
問1 religion
1. calculate / 2. entertain / 3. ignorant / 4. musician
【解説】
1. calculate 「カルキュレイト」で「~を計算する」の意味です。これは語尾の ate に注目です。例のアクセントルールですね。語尾の ate は2つ前にアクセントですので、cal の a にアクセントがありますね。
2. entertain 「エンターテイン」で「~をもてなす、~を楽しませる」の意味です。「エンターテイナー」や「エンターテイメント」のほうは日本語としてなじみですね。
1993年の本試験と2004年の追試験に出題されていました。アクセントは ai にあります。
3. ignorant は「イグノラント」で「無知の」という意味の形容詞です。2011年の本試験に出題されていました・・・というか去年ですね (しかも同じ問2!)。アクセントは i にあります。
また動詞は ignore でこちらのアクセントは o にあります。いわゆる「形(名)前動後」の一種でしょうか。ちなみに ignore は、1996年の追試験に出題されていました。
4. musician は「ミュージシャン」ですが、日本語の読み方ではミスするというパターンの英単語です。アクセントは si の i にあります。
語尾の ian に注目して、アクセントルールを思い出してもらえれば、ian は1つ前にアクセントですので、それで正解を導けるかもしれませんね。1991の本試験に出題されていました。
ということでこの選択肢は3音節の単語が並んでいました。1. は第1音節、2. は第3音節、3. は第1音節、4. は第2音節となります。この時点で 1. と 2. を消すことができますね。
religion は「リリジャン」で「宗教」の意味です。この単語は1991年の追試に出題されていました。
これまた語尾の ion に注目して、アクセントルールを思い出してもらえれば、ion は1つ前にアクセントですね。li の i にアクセントがあります。つまり第2音節ですね。ということで正解は 4. となります。
【正解】4
センター試験の過去問に目を通していた人にとってはラッキー問題だったかな? そうでなくてもアクセントルールを知っていれば大丈夫ですね。
問3
問3 identify
1. automobile / 2. disagreement / 3. electronics / 4. geography
【解説】
まずこれらの英単語が、何音節なのかわかりますか? 見出し語の identify で確認してみましょう。
これは1992年の本試験にも出題されていた英単語で、i-den-ti-fy ということで4音節に分けられます。アクセントは e にあります。つまり第2音節にあるということですね。これを踏まえて選択肢を確認していきましょう。
1. automobile は「オートモビール」で「自動車」のことです。car は鉄道車両や馬車など車両全般を指すのに対して、automobile は「自動車」だけを指すそうです。とはいえ自動車に対しても一般的には car を使います。
au-to-mo-bile と分けられますが、アクセントは [au] にあります。つまり第1音節ですね。(実は[mo]
にアクセントがあるとする辞書もあって、アクセントの位置が第1音節か第3音節か決めきれません。
ですが見出し語の identify のアクセントが第2音節ですから、何の問題もありませんね。その辺はさすがセンター試験出題者です。ぬかりありませんね)
2. disagreement は「ディスアグリーメント」で「不一致」の意味。dis-a-gree-ment と、わざわざ dis という接頭語をつけて4音節にしています。アクセントルールによって ee のところにアクセントがあるとわかりますね。
3. electronics は「エレクトロニクス」で「電子工学」の意味です。e-le-ctro-nics と4音節に分けられます。これまたアクセントルールによると、ic の1つ前にアクセントが置かれますので、アクセントは第3音節ですね。
4. geography は「ジオグラフィー」で「地理学」の意味です。ge-og-ra-phy と分けられます。少し違和感を感じさせる分け方ですね。アクセントは o にあります。
また、geography 自体は過去に出題されていませんが、「biography / 伝記」が1994年の本試験に出題されています。これまた o にアクセントが置かれています。
ややこしいのが graphy は直前にアクセントが置かれますが、graph は2つ前にアクセントが置かれるのです。
photograph / paragraph など。
困ったもんですなぁ・・・。
ということで第2音節にアクセントがあったのは 4. の geography だけでしたね。
【正解】4
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