問題
第6問B は「25:56」からです。
第6問Bは問36・問37の2問です。会話を聞き、それぞれの問いの答えとして最も適切なものを、選択肢のうちから一つずつ選びなさい。
状況
四人の学生(Chris, Amy, Haruki, Linda)が、運動を始めることについて話をしています。
問36 会話が終わった時点で、ウォーキングをすることに決めた人を、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
- Amy
- Haruki
- Amy, Chris
- Chris, Linda
問37 会話を踏まえて、Linda の考えの根拠となる図表を、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
解説 問36・37
解説 問36
会話が終わった時点で、ウォーキングをすることに決めた人を、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい
「walking」について、Amy がこう言います。
Chris, why don’t we walk in the morning together?
一緒に朝、歩きませんか。
それに対して、Chris は「That sounds good.」と言い、さらに誘われた Haruki は「Sorry.」と言います。この時点では、Amy→「〇」、Chris→「〇」、Haruki→「×」です。
次に Linda がしている運動について話が移ります。Linda は「super-short workouts」というものをしており、それについてこう言います。
You just need to push yourself extremely hard for a short time.
短時間で自分を極限まで追い込むだけでいいんだよ
walking はどちらかと言えば、軽い負担で長い時間をかけてする運動です。Linda→「×」でしょう。この時点で、Amy→「〇」、Chris→「〇」なので、「3」が正解かと思われます。
しかし、そのあとの Chris の発言に注意です。
Yeah, now that I think about it, walking takes too long.
そう、考えてみたら、ウォーキングは時間がかかりすぎます
この発言により、Chris→「×」です。残った Amy はこう言います。
So, I’m going to start walking to the station every day.
だから、毎日駅まで歩くことにします
Amy のみ walking をすることにしました。ということで、正解は「1」です。
Why don’t you ~? などの誘う表現にも注目。Amy が Chris を誘って「〇」→Chris が Haruki を誘って「×」→Linda が Chris を誘って「〇」→Chris が Amy を誘って「×」→Chris が Linda を誘って「〇」という流れです。最終的なペアは Chris と Linda なのもヒントになりますね。
解説 問37
会話を踏まえて、Linda の考えの根拠となる図表を、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
選択肢のタイトルは、それぞれこうなっています。
1. Exercise Helps You / 運動はあなたを助ける
2. Effect on Fitness / 健康への効果
3. Relationship Between Exercise and Disease / 運動と病気の関係
4. When People Exercise / 人々が運動する時間
Linda の発言にこうあります。
Super-short workouts are really efficient. You just need to push yourself extremely hard for a short time.
超短時間ワークアウトは本当に効果的だよ。短時間で自分を極限まで追い込むだけでいいんだよ
「2」の図には、10分間の激しい運動、つまり「Super-short Workouts」が、45分の適度な運動、つまり「Standard Workouts」と同程度の効果があることが示されています。Linda の考えの根拠になっています。
ということで、正解は「2」です。
Linda のしている運動が「10分」なのは、本人の発言と、それに対して Haruki が繰り返していますのでわかるでしょう。あとは「efficient」が聞き取れれば、解答できそうです。逆に、エクササイズの効用やリスク、行う時間帯については言及されていないからと、消去法で選ぶこともできそうです。
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