You’ve heard about a change in school policy at the school in the UK where you are now studying as an exchange student. You are reading the discussions about the policy in an online forum.
問1 Ken thinks the new policy ( ).
- can make students study more
- may improve school safety
- should be introduced immediately
- will reduce after-school activity time
問2 One fact stated in Ken’s forum post is that ( ).
- more discussion is needed about the policy
- the Head Teacher’s experience is improve the school
- the school should think about students’ activities
- there are students who do not welcome the new policy
問3 Who thinks the aim of the policy is to save energy?
- Dr Berger
- Ken
- The city
- The police
問4 Dr Berger is basing his new policy on the fact that ( ).
- going home early is important
- safety in the city has decreased
- the school has to save electricity
- the students need protection
問5 What would you research to help Ken oppose the new policy?
- The crime rate and its relation to the local area
- The energy budget and electricity costs of the school
- The length of school activity time versus the budget
- The study hours for students who do after-school activities
【解説】問1 難易度☆☆
Ken は新しい方針を( )と考えている
Ken の forum にこうあります。
あなたが放課後の活動スケジュールに提案している変更について、私は一つ懸念を表明したいと思います。
まず、新しい方針は「放課後活動のスケジュール」についてのものだとわかります。そしてその二文後にこうあります。
これが、スケジュールを1時間半短くした理由ですか?
その「新しい方針」が「時間を減らす」ことだとわかりました。組み合わせると「放課後活動の時間を減らす」というのが新しい方針のようですね。
では、選択肢を確認しましょう。
1. can make students study more
学生にもっと勉強させることができる
2. may improve school safety
学校の安全性を向上させるかもしれない
3. should be introduced immediately
すぐに導入するべき
4. will reduce after-school activity time
放課後の活動時間を短縮する
まず「concern / 懸念」と言っていますので、Ken はこの方針に反対の立場だとわかります。ということで、「3」は違います。
選択肢「1」「2」に関しては、本文のこの部分が関係するかもしれません。
エネルギーを節約することは重要であり、そして今からはより早く暗くなることを私は理解しています。
確かに、暗くなると犯罪に巻き込まれやすく、危ないというのはあります。ですが、暗くなる前に家に帰らせることは、帰宅時の安全性を向上させるかもしれませんが、それは「学校の安全性」とは関係ありません。
また早く帰宅できれば、その分家で勉強する時間が増えるかもしれません。ですが、それよりも学校に残って勉強した方がはかどるという人もいるでしょう。ですのでこの文から Ken が「1」と考えると判断するのは飛躍しすぎです。
ということで、正解は「4」です。
これは問題文に Ken thinks があることで、余計に考えてしまうかもしれませんね。
【解説】問2 難易度☆☆
Ken のフォーラムの投稿で述べられている事実の一つは( )です。
おなじみの「事実」を選ぶ問題です。選択肢を見てみましょう。
1. more discussion is needed about the policy
ポリシーについてさらに議論する必要があります
Ken は最後にこう言っています。
ですから、この突然の政策変更について改めて考えていただきたいと思います。
生徒と校長との間で、意見が完全に対立しています。客観的に見れば、話し合いをする必要がありそうだ、と感じます。ですが、設問には「Ken のフォーラムに述べられた事実」とあります。そう考えると微妙ですね。
2. the Head Teacher’s experience is improve the school
校長の経験は学校を改善する
Ken のフォーラムにこうあります。
あなたはビジネスのバックグラウンドを持つ最初の校長であると聞きましたので、あなたの経験が私たちの学校に役立つことを願っています。
確かに書かれてありますが、これは Ken の「意見」ですね。というよりお世辞(?) ということで、この選択肢は違います。
3. the school should think about students’ activities
学校は生徒の活動について考える必要があります
これも Kenの「意見」ですね。
4. there are students who do not welcome the new policy
新しい方針を歓迎しない学生がいます
本文にこうあります。
多くの生徒から、いつものように午後6時まで学校にいたいと言われました
これは新しい方針を歓迎していないということですね。まさに「事実」です。ということで正解は「4」です。
これも「事実」か「意見」かという問題です。ですが、この問題はその区別がしづらかったかも。
【解説】問3 難易度☆☆
方針の目的がエネルギーを節約することだと誰が考えていますか。
問1でも確認しましたが、Ken のフォーラムにこうあります。
エネルギーを節約することは重要であり、そして今からはより早く暗くなることを私は理解しています。
ということで、これは Ken が考えていますね。これで正解は分かりましたが、念のため Dr Berger の方も見ておきましょう。こうあります。
新しい方針は、エネルギーの節約とは何の関係もありません
have nothing to do with ~ / ~とは関係がない
have something to do with ~ / ~と関係がある
ということで、 正解は Ken の「2」です。
Dr Berger がそう考えていると Ken が考えているという形です。ややこしい?
【解説】問4 難易度☆☆
Dr Berger は、彼の新しい方針を( )という事実に基づいています
「事実」を選ぶ問題です。
1. going home early is important
早く家に帰ることが重要です
Dr Berger はこう言っています。
暗くなる前に家に帰ってほしい。
ですが、これは「意見」ですね。この選択肢は違います。
2. safety in the city has decreased
市内の安全性が低下しました
Dr Berger のフォーラムの中にこうあります。
報告書は、深刻な犯罪が5%増加したため、私たちの街の安全性が低下したことを示しています。
これは「事実」ですね。ということでこの選択肢が正解です。
3. the school has to save electricity
学校は電気を節約する必要があります
これは問3でも確認したとおり、Dr Berger はこう言っています。
新しい方針は、エネルギーの節約とは何の関係もありません
ということで、この選択肢は違います。
4. the students need protection
学生は保護が必要です
Dr Berger はこう言っています。
私は生徒を守りたい
これは「意見」ですね。この選択肢も違います。
ということで、正解は「2」です。
また「意見」か「事実」かの問題。多いよね。
【解説】問5 難易度☆☆
Ken が新しい方針に反対するのを助けるために、あなたは何を調査しますか
全体を通して考える問題です。Ken としては、今まで通り放課後活動をしたい。何を調査すればいいでしょうか。選択肢を見てみましょう。
1. The crime rate and its relation to the local area
犯罪率とその地域との関係
放課後活動時間を減らす理由は、犯罪率が上がったからだと言っていましたね。その犯罪率の増加がこの町と関係がないと証明できれば、今まで通り放課後活動ができるというわけです。
この選択肢が正解ですね。
2. The energy budget and electricity costs of the school
学校のエネルギー収支と電気代
問3で「エネルギーの節約」は関係ないと言っていましたね。この選択肢は違います。
3. The length of school activity time versus the budget
予算に対した学校活動の長さ
これについては書かれありませんでした。この選択肢は違います。
4. The study hours for students who do after-school activities
放課後の活動をする学生に対する学習時間
「放課後活動をしている人も、ちゃんと勉強していますよ」という調査ですね。時間の短縮は勉強時間の確保ではなく、生徒の安全が目的ですから、この選択肢も違います。
ということで、正解は「1」です。
Ken としてみたら、なんだかうまく校長先生に言いくるめられた感じがありますね。そんな悔しい Ken の気持ちになって考えるといいかも。
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