問題
第5問は17:40から
第5問は問27から問33までの7問です。
最初に講義を聞き、問27から問32に答えなさい。次に続きを聞き、問33に答えなさい。
状況
あなたは大学で、働き方についての講義を、ワークシートにメモを取りながら聞いています。
ワークシート
問27 ワークシートの空欄( 27 )に入れるのに最も適切なものを、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
- individual tasks that must be completed for a regular salary
- job opportunities that are open for digital platform developers
- temporary work is done by independent workers
- work styles that are not determined by the period of contract
問28~31 ワークシートの空欄( 28 )~( 31 )に入れるのに最も適切なものを、六つの選択肢のうちから一つずつ選びなさい。選択肢は2回以上使ってもかまいません。
1. advertising
4. project work
2. flexible hours
5. service jobs
3. lower expenses
6. stable income
問32 講義の内容と一致するものはどれか。最も適切なものを、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
- Companies can develop more skilled workers through permanent employment.
- Gig workers sacrifice their work-life balance to guarantee additional income.
- Lack of contracts is the main abstacle in connecting companies and workers.
- The gig work model is driving new discussion on how society views jobs.
問33 講義の続きを聞き、次の図から読み取れる情報と講義全体の内容からどのようなことが言えるか、最も適切なものを、四つの選択肢のうちから一つ選びなさい。
- A majority of gig workers in South Asian countries are highly specialized.
- Canada and United States are compering for online platform services.
- Global demand for gig work is greater than the number of employees available.
- The ease of hireing workers across international borders is a benefit of gig work.
解説 問27~32
解説 問27
( 27 )はワークシートの「What is “Gig Work”?」にこうあります。
・The Gig Work Model is characterized by ( 27 ).
・ギグワークモデルの特徴は( 27 )です。
ギグワークモデルの特徴を選ぶ問題です。選択肢を確認しましょう。
1. individual tasks that must be completed for a regular salary
定期的な給与を得るために完了する必要がある個別のタスク
「a regular salary / 定期的な給与」について、講義でこう言っています。
However, their income can be unstable because it is based on individual payments instead of a regular salary.
ただし、定期的な給与ではなく個別の支払いに基づいているため、収入は不安定になる可能性があります。
「their income can be unstable / 収入は不安定になるかも」と言っています。この選択肢は違います。
2. job opportunities that are open for digital platform developers
デジタル プラットフォーム開発者に向けて開かれている仕事の機会
「digital platform / デジタルプラットフォーム」について、講義でこう言っています。
It enables businesses to connect with and hire freelance workers through digital platforms.
企業がデジタルプラットフォームを通じてフリーランスの労働者とつながり、雇用することを可能にします。
デジタルプラットフォームは開発者に向けてではなく、企業とフリーランス労働者に向けて開かれています。この選択肢は違います。
3. temporary work that is done by independent workers
独立した労働者が行う一時的な仕事
「temporary work / 一時的な仕事」について、講義でこう言っています。
It enables businesses to connect with and hire freelance workers through digital platforms. These workers are called gig workers, who do individual jobs, or gigs, on short-term contracts.
企業がデジタルプラットフォームを通じてフリーランスの労働者とつながり、雇用することを可能にします。これらの労働者は、短期契約で個別の仕事、つまりギグを行うギグワーカーと呼ばれます。
選択肢の「temporary work」と講義の「individual jobs, or gigs, on short-term contracts」、選択肢の「independent workers」と講義の「freelance workers」が対応しています。この選択肢が正解です。
4. work styles that are not determined by the period of contract
契約期間によって決定されないワーク スタイル
「the period of contract / 契約期間」について、講義でこう言っています。
These workers are called gig workers, who do individual jobs, or gigs, on short-term contracts.
これらの労働者は、短期契約で個別の仕事、つまりギグを行うギグワーカーと呼ばれます。
契約期間によって決定されないのではなく、「short-term contracts / 短期契約」です。この選択肢は違います。
ということで、正解は「3」です。
「gig work / ギグワーク」という言葉を知っているとかなり有利です。CMなどでよく目にする「タイミー」もギグワークの一種です。それを考えるなら「1」は違うとわかりますね。「4」の期間に定めがないというのも変だし、講義の内容なしでも消去法でかなり絞れそうです。
解説 問28~31
ワークシートの空欄( 28 )~( 31 )に入れるものを選ぶ問題です。選択肢を確認しましょう。
1. advertising / 広告
2. flexible hours / 柔軟な勤務時間
3. lower expenses / 経費削減
4. project work / プロジェクトワーク
5. service jobs / サービス業
6. stable income / 安定した収入
( 28 )と( 29 )は「Benefits of Gig Work / ギグワークの利点」の表にあります。
〇Benefits of Gig Work
For Companies | ( 28 ) | skilled workers |
For Workers | choice of work | ( 29 ) |
( 28 )には「Companies / 企業」、( 29 )には「Workers / 労働者」にとっての利点を、選択肢から選ぶ問題です。
「企業にとっての利点」について、講義でこう言っています。
This model is attractive to companies because they can save on operating costs
このモデルは、企業にとって、運用コストを節約できるため魅力的です
「save on operating costs / 運用コストを節約する」と言っています。( 28 )に入るのは「3」の「lower expenses / 経費削減」です。
「労働者にとっての利点」について、講義でこう言っています。
The workers have the opportunity to control the numbers and types of projects according to their preferences, with the freedom to choose their schedule and workload.
労働者は、自分の好みに応じてプロジェクトの数と種類をコントロールする機会があり、スケジュールと作業量を自由に選択できます
「choose their schedule and workload / スケジュールと作業量を選択する」と言っています。( 29 )に入るのは「2」の「flexible hours / 柔軟な勤務時間」です。
( 30 )と( 31 )は「Expansion of Gig Work / ギグワークの拡大」の項目にあります。
〇Expansion of Gig Work
>>> >>>
「local」について、講義でこう言っています。
It has become common for local service jobs such as taxi and delivery drivers.
タクシーや配送ドライバーなどの地域のサービス業では一般的になりました
( 30 )に入るのは「5」の「service jobs / サービス業」です。
「specianalized」について、講義でこう言っています。
There is now increasing demand for highly specialized project work, not only domestically but also internationally.
現在、国内だけでなく海外でも、専門性の高いプロジェクトワークの需要が高まっています
( 31 )に入るのは「4」の「project work / プロジェクトワーク」です。
ということで、正解は( 28 )→「3」、( 29 )→「2」、( 30 )→「5」、( 31 )→「4」です。
ギグワークのことを考えれば「6」は講義を聞かなくても消すことができます。先にワークシートに目を通し、「企業」「労働者」にとっての利点や、「local」「specialized」という言葉を意識しておくと、講義から情報が取り訳すなるのではないかと思います。
解説 問32
講義の内容と一致するものを選択肢から選ぶ問題です。選択肢を確認しましょう。
1. Companies can develop more skilled workers through permanent employment.
企業は正社員雇用を通じて、より熟練した労働者を育成できます。
「more skilled workers / より熟練した労働者」について、講義でこう言っています。
they can easily hire a more skilled workforce through digital platforms.
デジタルプラットフォームを通じてより熟練した労働者を簡単に雇用できる
熟練した労働者を「育成」するのではなく、「雇用」すると言っています。この選択肢は違います。
2. Gig workers sacrifice their work-life balance to guarantee additional income.
ギグ ワーカーは、追加収入を保証するためにワークライフバランスを犠牲にします。
「work-life balance / ワークライフバランス」について、講義でこう言っています。
Working on a contract basis for multiple companies may give gig workers additional income while maintaining their work-life balance.
複数の企業と契約ベースで働くことで、ギグ ワーカーはワークライフバランスを維持しながら追加収入を得ることができます
ワークライフバランスを「犠牲」にするのではなく、「維持」しながら働くと言っています。この選択肢は違います。
3. Lack of contracts is the main abstacle in connecting companies and workers.
契約の欠如は、企業と労働者を結びつける上での主な障害です。
そのような話はありません。この選択肢は違います。
4. The gig work model is driving new discussion on how society views jobs.
ギグワークモデルは、社会が仕事をどう見ているかについての新たな議論を促しています。
「The gig work model / ギグワークモデル」について、講義でこう言っています。
The gig work model is challenging us to rethink the concepts of permanent employment, and full-time and part-time work.
ギグワークモデルは、正社員雇用、フルタイムおよびパートタイムワークの概念を再考するよう私たちに迫っています。
選択肢の「社会が仕事をどう見ているか」が、講義中の「正社員」「フルタイム」「パートタイム」といった雇用区分にあたります。「その概念を再考するよう迫る」というのは、選択肢にある「新たな議論を促す」にあたります。この選択肢が正解です。
ということで、正解は「4」です。
これは直接正解を導くのは難しいでしょう。「正社員雇用が素晴らしい」なんて話はなかった。「ワークライフバランスを犠牲にする」なんて話はなかった。「契約の欠如」なんて話はなかった、と消去法で絞っていく問題ですね。
解説 問33
図と講義の内容から当てはまるものを選択肢から選ぶ問題です。選択肢を確認しましょう。
1. A majority of gig workers in South Asian countries are highly specialized.
南アジア諸国のギグワーカーの大半は高度に専門化されています。
グラフを見ると、確かに「インド」「パキスタン」といった南アジアのギグワーカーが多いです。しかしだからと言って「highly specialized / 高度に専門化されている」かどうかはわかりません。この選択肢は違います。
2. Canada and United States are compering for online platform services.
カナダと米国はオンラインプラットフォームサービスを競っています。
グラフを見ると、カナダと米国では3倍以上の差があります。しかもその二国の間にイギリスがあります。さすがにカナダと米国で競っているとまでは言えません。この選択肢は違います。
3. Global demand for gig work is greater than the number of employees available.
ギグワークの世界的な需要は、利用可能な従業員の数を上回っています。
このグラフはギグワーカーが「どこで雇われたのか」と、「どこにいるのか」です。ギグワークの需要は分かりません。この選択肢は違います。
4. The ease of hireing workers across international borders is a benefit of gig work.
国境を越えて労働者を雇用することが容易なのは、ギグワークの利点です。
グラフを見ると、「インド」「パキスタン」「バングラデシュ」といった国の労働者が、「米国」「イギリス」「カナダ」といった国で働いていることがわかります。国境を越えて雇用しています。この選択肢が正解です。
ということで、正解は「4」です。
この問題はほぼグラフだけで解くことができます。女性の話はあまり参考にはならないかと思います。表と選択肢を照らし合わせながら、一つ一つ丁寧に確認していきましょう。
コメントをどうぞ